「夢をかなえるゾウ」(水野 敬也 著 飛鳥新社 2007)うだつのあがらないサラリーマンのボク。「ヒルズ族のようなリッチな生活したいっ!」と思ったところに現れたインドの神様(自称)のガネーシャ。「宗ちゃん(本田宗一郎)」に「幸ちゃん(松下幸之助)」「エジソンくん」に「カーネギーくん」もみんなガネーシャの教えに従った成功者だそうで、ガネーシャが言ってる事はとっても論理的かつわかりやすい。ガネーシャの教えは煎じ詰めると「利他こそしあわせ。」「衝動をおさえてよく『観る』こと。」なのだけど、やはりそれを「どう語るか」も大切であるとこの本を読めばわかる。つまり、伝えたい事を伝わるように伝えるという簡単そうで難しい仕事にこの本は「成功」している。
「自分、成功したいんか?ほな、わしの言う事聞きなはれ」と、「人生の成功者」になるための課題を次々と与える。課題そのものは「トイレ掃除をする。」とか「「会った人を笑わせる。」「その日頑張れた自分をほめる」など、それこそどこかの「成功体験本」とか「ビジネス本」にのっていそうなことなのだけど、、、、
笑える。これ、重要。
この本の良さは、ズバリ、関西弁を話すインドの神様ガネーシャにある。ガネーシャは、うっとおしい。語り屋オヤジであるし、思いっきり上から目線。(まあ、神様だから上からなのも当然。)わがまま。ギャグは寒い。大食い。主人公の「ボク」はガネーシャに振り回されっぱなし。それでも、なぜか憎めないガネーシャ。
そして、どうして「ガネーシャか?」を考えると、この本がヒットした理由、つまり「成功した理由」が見えてくるし、本書で著者が伝えようしている「他人を喜ばせることが自分の喜びになるような人生にしよう」というメッセージも立体的に見えてくる。
そしてラスト、ボクが抱いていた「成功者」のイメージは、「ヒルズ族」から大きく変わるのでした。
読後、「自分、ベクトルどっち向いてるんや?」と自問自答することでしょう。さらに「あんみつ」が食べたくなる本です。
本を読む事が苦手だったり、活字が好きじゃない人でも読みやすいオススメ本です。
夢をかなえるゾウ | |
水野敬也 飛鳥新社 2007-08-11 売り上げランキング : 27 おすすめ平均 いい意味で裏切られた 基本は努力と勤勉 夢をかなえるのにどうしたらいいのだ? Amazonで詳しく見る by G-Tools |
夕ごはん
ギョウザ
キンピラ
イカの塩辛
長いもすりおろし
じゃがいもと大根の葉っぱのみそしる
「夢をかなえるゾウ」面白かった!(^∇^)
ReplyDelete言ってる事はふつーに正論だけど、話の持ってき方が上手いよね。読ませるよね。
実は以前、ワタクシも書評を・・・。
↓よろしければ、どーぞ(はあと)
http://www.bk1.jp/review/0000464167
おお、とうとう、お読みになりましたか。すっかり、乗り遅れてるわたしです(笑)
ReplyDelete>しのはら様
ReplyDelete実は、しのはら師匠の書評がなかったら読まなかったかも。しのはら師匠がおススメしていたんで手にとりました。
また、面白いのをガツンと紹介よろしく!
>みかん様
こりゃー、読んで損はしないよ。読後感も爽やかです。
おりひめ