2010-11-30

「小惑星探査機 はやぶさの大冒険」

きょうは、最高気温1℃。午前中は面接一件。お話が弾んでなんと一時間半!(^^;)楽しい面接でした。明日は午前中2件、午後1件の面接におとなの方のレッスンプラス小学生レッスンひとつと中学生がふたつ。ふー。なんだか、バタバタしています。そろそろ師走だし、なんちゃって先生も走るってことかな?

とまあ、地上では、こんな日々が続いていても、天空では違う世界が広がってるんだなあと改めて感じたのが「はやぶさ」のお話。例の小惑星イトカワから微粒物質を持って帰ってきた日本の探査機です。恥ずかしながら、6月に戻ってきたときと、先月、微粒物質が発見されたニュースでようやく知った「はやぶさ」の活躍。私みたいな人もたくさんいると思います。

そんな方にうってつけのルポルタージュが「小惑星探査機 はやぶさの大冒険」(山根一真 著 マガジンハウス 2010)。はやぶさの誕生から、その旅の詳細、開発や運行に深く関わった人々の証言がわかりやすい(中学生でもわかる、がコンセプトだそうで)言葉で綴られています。

はやぶさ開発の技術のすばらしさにも「へえ」だし、はたまた、はるかかなたの小惑星イトカワを目指して、宇宙を何年もかけて、ぐんぐん進んでいる間に、中越地震があり、郵政民営化があり、あれもあり、これもあり、と地上では地上の世界が進んでいる。その対比があざやか。

星野道夫さんの本を読んだときと同じ質の読後感。

ちっちゃいことは、気にするな。視線を大きく持つことの必要性。

ずっとよくわからなかった、イトカワの微粒物質を採取する方法もこの本で知ることができたし、惑星の自転、公転、はたまた重力が果たす役割も、中学で習ったときより腑に落ちた。

そして、何よりも感動するのは、度重なるアクシデントを、文字通り勇気と知恵で乗り切ったスタッフの底力。

任務を終えて「子」である「カプセル」を投下してから大気圏で燃え尽きる瞬間の「はやぶさ」の写真には涙が出ます。

今夜も満天の星空。小さいことにこだわらず、大局的に物事をみつめられたらいいな。

小惑星探査機 はやぶさの大冒険
小惑星探査機 はやぶさの大冒険山根 一眞

マガジンハウス 2010-07-29
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夕ごはん

さんまのみりん干し
野菜とウインナ炒め
大根の漬物
長いもすりおろし
納豆
あげとしめじのみそしる

実は予定とは違うメニュー。料理酒を切らしていたのをすっかり忘れてのメニュー変更。

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