2007-10-16

中陰


今朝は、マイナス3℃。いよいよ、ハウスのカラーも終わり?と、覚悟していたら、意外にも異常なし。ただ、花弁に霜のあとが点々としているので、出荷できるかどうかが微妙であった。ところが、昨日、その状態でとりあえず収穫しておいた花の今朝の様子には、霜の痕跡は、どこにもない。復活?しおれていなければ、大丈夫ということが、7年目の今年、初めてわかった。これは、大収穫。毎年今の時期は、夕方に収穫していたので、朝の霜をうけた直後の花のことをよくわかっていなかったのだ。

また、球根の根っことりの一日。

夕方は、知り合いのおつれあいのお通夜に参列。北海道に引っ越す前は、お通夜といえば、お香典を持参して、記帳して、ちょっと手を合わせて(場合によっては、合わせずに)「はい、さようなら」というお通夜しか経験したことがなかったのだが、この地方では、お通夜に参列とは、文字通り参列する。遺族の方と一緒に、御霊前に座り、読経に耳を傾ける。その後、住職の方の「説法」を聴く。帰りには、お菓子とジュースがはいった袋を渡される。「通夜ぶるまい」の代わりだとか。

最初は、とまどったこの風習だが、なんだかキリスト教の信者の方が、日曜礼拝に通うのと似ているようにも思える。日常の慌ただしさの中で、小一時間立ち止まり、故人のことを思い出したり、涙をぬぐうご遺族のことを案じたりしながら、ちょっと神妙な気分になる。


命あるものは、いつか、死ぬ。

生きているあいだに、私に何ができるだろう?

なーんてね。

「四十九日」というのは、故人が、この世とあの世の間の「中陰」を漂っている期間だという住職さんのお話が新鮮だった。生と死は、あくまで曖昧なものというのが仏教の考え方なのだろうか。


さしずめ我が家のカラーも低くなる一方の気温にさらされ「中陰」状態なのかな?

夕ごはん

トンカツ(キャベツの千切り)
トマトとレタスのサラダ
蒸しカボチャ
納豆
もやしとしめじのみそしる

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