カラーは、植え付けて、花の収穫のあと、球根を掘り上げて貯蔵し、翌年また使う。とはいっても永遠に使えるわけではなくって、やはり年数がたつと花立ちも悪くなるので、更新していく。今年で「さようなら」の分は、今、花を咲かせて出荷中。球根が肥大するには、花が終わってから一ヶ月は必要なので、当然出荷中の分は、保存できない。
ということで、今日、貯蔵して来年使う分の球根はすべて掘りあげましたー!これからは、根っことりの日々です。
今日の話題は、昨日見たテレビ番組。「夢の扉」というTBS系列で夕方やっていた30分番組。ちょうど夕食の支度をしながら時々眺めます。昨日は、「有機農業」がテーマでした。「アジア学院」という農業学校があって、そこではアジア、アフリカからの研修生を受入れて有機農業を伝授しているという話。ガーナ、カメルーン、ミャンマー、フィリピンからの農業研修生が、実際に自国で生産する作物を有機農法で育てるというプログラムの紹介であった。
彼らが語る自国での農業の有様は、かなり深刻。先進国では、近年「化学肥料」や「農薬」に対して批判が高まっている。その影響で、化学肥料、農薬の消費が落ちこんでいる。その分が、アジア、アフリカに流れている。政府も収量アップをお題目に、化学肥料や農薬の使用を奨励している。農民は、その指導に従って高価な化学肥料や農薬を購入する。借金まみれ。しかも文字が読めない農民が多いから、肥料や農薬の適正な使い方がわからない。濃度をはかるのに舌でなめたりしているとか。当然健康被害も深刻だそうだ。
ちょっと言葉を失う。
番組では、木酢液をつかった防虫の方法や、「ぼかし」といわれる有機肥料など、どこの土地でも簡単に応用がきく方法を紹介していた。テレビ番組だから、最後は、台風や、虫の被害を乗り越えて無事「収穫祭」をしました。がんばってね!というまとめ方だったけど、自国に戻り、地力が落ちた土地を恢復させるのには10年かかるだろう。収量だって、最初は見込めないだろう。
それでも、少しでもよい方向に変えていこうとしている人々がいるのは、心を打たれる。
番組で言及されていた化学肥料の生産会社は、スイス、ドイツ、アメリカが中心。そこら辺からも、世の中の仕組みのようなものが伺える。おそらく、大きなパラダイムシフトというか、意識変革、構造的な変化が起きない限りは、アジア学院のような試みは、いつまでも「がんばってね」で終わってしまうのだと思う。
そう考えると空しくもあるが、なんとなく、変化の兆しのようなものは、北海道の片隅にいても感じる。
「世の中、変わりっこない」と思うより「変わっていくもの」と思う方が、いいんじゃない?
夕ごはん
乾物の中華風
ブロッコリ
納豆
大根と舞茸のみそ汁
乾物の中華風は、干し椎茸、干しホタテの貝柱を水で戻し、高野豆腐と一緒に煮込む。味付けはオイスターソース。ありあわせの野菜や、肉もいれて。ショウガとニンニクのみじん切りも。最後に水ときの片栗粉。 ブロッコリは、今日収穫しました。
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