2009-11-07

「子どもの心の不思議」

私は、夢をよくみます。寝ている間に見た夢を覚えているっていう意味で。先日の夢は、プロゴルファーの石川遼クンが私の英語教室の生徒という設定。スーパーラーニングより、おりひめ英語教室ー?さすが、「夢」だねえ。で、小学生のレッスンに現れる遼クン。「あら、よく来たねー」と迎える私。遼クンは、部屋に入るや否や、いきなりゴロリと横になり、ダラダラとするのです。。あらー、疲れてるのね。まあ、ゆっくりしなさいね。というストーリー。

なーんで、こんな夢をみたのかというと、恐らく読んだ本の影響。「子どもの心の不思議−臨床という仕事から」(横湯園子著 柏書房 1997)やや古いこの本は図書館で借りました。カウンセラーとして不登校児堂やいじめで悩む子供と接した著者が、接した子供のエピソードや、自らの「教育観」、読書ノートなどが収められたエッセイ集。徹底して「子供の視点」から事象をとらえる必要性を訴えている。この人の話は信用できるな、と思ったのは、教師相手のセミナーの場面。あまりにも疲労困憊している様子の参加者を前に、筆者は最初の課題として「昼寝」を提案する。「人を優しくするには生体リズムを恢復させる必要があるから」。

曰く「無気力という自己主張」ー「やりたくない。やらない。」という形で表現される子供の意志をくみとることが大事。いろいろなものに追い立てられる子供は、「何もしない」という行動をとることで、実は内面でエネルギーを蓄え、人間としての深みを育てている。曰く
「現代の子供は、『ゆっくりと成長する権利』を奪われている。結果が精神的にあまりにも貧しくなっている。」などなど、子供相手の仕事をしている身にとっては、身が縮む思いで読みました。以下の高校生の発言も肝に銘じるべき。

「先生たちが一番よいと考えていることが、実は私たちにとって一番嫌な事かもしれません。(PP198)


確かに、子供たちの様子をみていると、自分たちに何が必要か、今、やるべきことは何か、を、かなり正確に把握しているように思える。どちらかというと、ワタシがジタバタするより相手に任せた方が長い目で見るといい結果がでるような気がしている最近なので、タイムリーな読書でもありました。

何事も余裕がないとだめね。リラックス、リラックス。

子どもの心の不思議―臨床という仕事から
子どもの心の不思議―臨床という仕事から
柏書房 1997-10
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夕ごはん

ジンギスカン

リラックスしたいところだが、農作業もピーク。買い物もしたりで忙しく、結局ジンギスカン。

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