1)ミステリー仕立て。「犯人は誰?」でひきこまれる。
2)複雑で、いくつも生まれる「三角関係」、「金銭トラブル」など、ワイドショー的な「わいざつ」さが基軸。
3)一方で、「信仰」など、重量級のテーマが語られている。
4)「父殺し」のモチーフが「無神論(神殺し)」と重ね合わされている。
5)法廷シーンが圧巻。(検察側、弁護側の論の対立は、「事実の読み方」の違いでしかない、と気づかされる。)
などかなー。読みにくさ=わかりにくさ、ではなくって、現実、人間って、この小説のように一筋縄でいかないものだ、というのが読後感です。
以下はオマケの「おりひめ妄想コーナー」
「カラマーゾフの兄弟」をもし、日本人俳優で映像化できるとしたら?
フョードル•カラマーゾフ→勝新太郎(故人)
ドミートリー・カラマーゾフ→市川海老蔵
イワン・カラマーゾフ→岡田准一
アリョーシャ・カラマーゾフ→小出恵介
スメルジャコフ→小島よしお(劇団ひとりとダブルキャスト?)
カーチャ→宮崎あおい
グルーシェンカ→沢尻エリカ
ゾシマ長老→丹波哲郎(故人)
何がなんだか?の方は、以下のウイキペディアに主要登場人物の紹介があります。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BE%E3%83%95%E3%81%AE%E5%85%84%E5%BC%9F
ということでまだしばらく「妄想」で楽しめそうな「カラマーゾフ」でした。
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夕ごはん
焼き鮭
ポテトのチーズ焼き
しらすとわかめの酢の物
ながいもすりおろし
納豆
千枚漬け
大根とあげ、えのきのみそしる
おおー(@@)「カラ兄」、ついに読了されましたか!
ReplyDelete尊敬しまっす!おっす!
さすがおりひめさん、速かったね。
恥ずかしながら、読んでいないのよ。
いつ読むかなー。
老後の楽しみにするか?
って、現在すでに「初老」なわけですが。
>しのはら様
ReplyDelete「カラ兄」って(爆)!「からきょー」?「からあに」「からにい」?どう読むんだ!
今回は、年末に知り合いにこのシリーズを送るため「締め切り」があったんでがんばりました。おっす!
ええっ!もう、我ら「初老」ですか?「七がけ」で30代っつーのはダメですか?
古典だの文学だのニガテなんで、恥ずかしながらは、ワタシの方です。「チボー家のひとびと」も未読っす。おっす!
おりひめ
「カラ兄」という略語は、たぶん、99年ごろに村上春樹さん公式サイトの読者フォーラムで使われたのが最初だと思います。
ReplyDelete「カラ兄」について語り合う内に、村上さんが勝手に「『カラマーゾフの兄弟』読了クラブ」というものをでっちあげたり、「クラブの名前が、『バー・スメルジャコフ』に変わりました」とかいってふざけていたのです。
(この辺の件は「CD-ROM版 村上朝日堂 スメルジャコフ対織田信長家臣団」という本になっています)
私は「からきょう」と読んでいましたが、変換しづらいので入力時は「からあに」と入力しています。
「チボー家・・・」も未読で、老後の楽しみです。
もう初老だけど。(→しつこい)
>しのはら様
ReplyDelete「カラ兄」村上春樹サイトが発祥ですか。
「バー・スメルジャコフ」!怖いよー。怖いよー。ぼったくりより怖いよー。
おりひめ