キャロル

あんまりいいお天気だったので、午後、「お～い、藻琴山まで行って、写真を撮って、ソフトクリームを食べませんか？」と同居人を誘ったら、快諾。まあ、往復一時間だしね。来週から忙しくなるしね。カラーも咲き始めたしね。

ということで、出発。お目当ての小清水ハイランドの手前の駐車場で、まず一枚パチリ。斜里岳もきれいだねえ。あれ？珍しい、先客がいるよ。あれあれ？知り合いのAさん？そんなバカな！だって車が違うよ。でも、スタイルといい、ファッションといい、たたずまいといい、髪型といい、そっくりだねえ。世の中には、似た人もいるもんだね。きゃはは！あの地図眺めている様子までそっくりだ！などと、相方とささやきあっていたら、その「Aさんもどき」がこちらにずんずんと近寄ってきた。「アイム　フロム　キャーナダー！」へええ。”Ａｒｅ　ｙｏｕ？”って、思わず即、聞き返したら（レッスンで使っている松香のQA100の成果か？）「オー！ユー　スピーク　イングリッシュ！」で、珍道中が始まった。

なんでも、「Aさんもどき」のキャロルさんは、２週間前に京都で開かれた学会での研究発表に出席のため来日した「脳の進化を研究している」学者さん。「霊長類文化人類学」という学際的なことが専攻だそうで。学会のあと観光旅行をひとりで楽しんでいらっしゃるそうです。高野山でスピリチュアルなひとときを過ごした後、東京で一泊、夜行寝台で札幌。さらに列車で網走。一泊後、レンタカーを借りて川湯温泉に向かう途中、迷ったそうです。ふむふむ。川湯温泉までは、この道、直進で大丈夫だけど、よかったら一緒に小清水ハイランドで一服しませんか？もしかしたら地図があると思うよ。と、いうことで藻琴山へ。

それにしても、今回が初来日で、日本語ゼロなのにレンタカーで回るなんて、かっこいいねえ。

で、ハイランドに着いたけど、まともに使えそうな地図もないね。とりあえずコーヒー飲みましょうか、、、なんていってたら、、、、「おりひめちゃん？」と、声をかけられた。なんと！「布の会」のメンバーで、米国留学経験ありのAちゃん。息子ちゃんと「あんまり天気がいいから」藻琴山登山をしたそうで！！

Aちゃんも「おしゃべり系」。で、もってキャロルさんはほぼ２週間ぶりに「まともに会話ができる！」と大喜びで、弾丸トークが続きました。私はふたりの間で、相づち係。旅のあれこれを聞くのも楽しかったです。そんなこんなで、あっという間に陽も傾きかけたので、乗りかかった船ということで川湯のホテルまで先導してお別れしました。

もうちょっと時間があったら「プルーストとイカ」についてとか、いろいろお話伺いたい素敵な女性でした。（専門用語についていけそうにないが。）

キャロルさんの話にうなづきながら、「英語で会話をしたい」ってどういうことかな？と考えました。自分のことを話すのも大事だけど、相手の言うことに耳を傾けて、適切な質問を繰り出すのも「会話」かも。だから英語はあくまでもツール。ツールを生かす中身を育てることも必要だなあ。

今日、最初に聞き取れなかった言葉が、ｐrimatology(霊長類研究）でした♪キャロルさんのおかげで覚えられそう。エピソード記憶。

ということで、本日の写真は貴重な一枚となりました。

夕ごはん

自家製糠さんま
厚揚げとしいたけのうま煮
ブロッコリ
ほうれんそうのおひたし
納豆
なすとえのきのみそしる