2008-05-31

動物王国

昨日の夜、パソコンでメールを開いたら(私は、ケイタイメールを使っていません。)ご近所のAさんからの連絡があり。

「Bさんの畑にヒグマの足跡と『落とし物』発見!気をつけてね〜」との内容。Bさんは、実は我が家から2軒先(といっても数キロ先。)今までも町内のあちこちで「ヒグマ情報」については毎年耳にしていたが、まさかこの地区でとは!去年あたりからカラマツの伐採でとても見渡しがよくなったから、その影響もあるのかな?

ふと思い出したのは、Wake me in springというお話。冬を控えて眠くてたまらないクマさんに友達のネズミ君が,「寝ちゃだめだよ!冬のあいだ、スケートもできるし、雪だるまも作れるよ!」と説得しようとあの手この手。最後は「だって、君がいないとさびしいからー」とかわいい「告白」もするんだけど。。。やっぱり寝ちゃうクマさん。「春になったら起こしてね(Wake me in spring!)と言い残す。

うーん。現実は、こんなに牧歌的ではないのですが。

その上、今日、町の中心部からの帰り道、なんとキタキツネを3頭目撃!「動物会議」でもあるのかな?

ちなみに写真は、「野生ぶりっこ」をしている我が家のネコです。

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夕ごはん
サンマの塩焼き
蒸しアスパラ
タラの芽の切り合え
納豆
高野豆腐、しいたけ、三つ葉のみそしる

2008-05-30

なんだっけ?

午前中は、ハウス内の草取り。2棟回ったけど,寒さのせいかあまり草もなく。ヒバリのひなは、大きくなって来たからそろそろ巣立つかな?

今日の英語教室は、生徒さんがほとんど消防クラブの会合ということで、時間を遅らせて、消防署の近くのおうちで、2年から6年まで合同。読み聴かせを2冊にBBカードはダイヤの絵で仲間分け。お休みの多かったAちゃんがイマヒトツ腑に落ちない様子だったからサポートしつつ。彼女は、周りの子のサポートも耳にはいらないのです。それから、仲間分けポーカーを数回。続いて使ったカードをランダムに選んでビンゴにしてもらい、NL「過去形」ビンゴ。きょうは、声はよく出ていたけど、どうなのかなあ?なんとなく心ここにあらず。おまじないでlose-lost-lost-losingなんて言ってたら、お隣の部屋にいたおかあさんもなんだかリピートして笑ってた。「超、やだ!」と怒ってたのは、思春期前期の娘です。(汗)

そのあと、ハートの文字でNLビンゴ。小2のBちゃんは、番号でしっかりおぼえてる様子。その他の生徒さんもずいぶん文字に慣れて来た。4枚残して、主語の線引き。学校で「主語」とか「述語」を習っていたころやっていた線引きには「ああ、あれね!」と分かった風なことをいってたのに、、、今日は、「主語?なんだっけ?」ととんちんかんでした。「用語」をおぼえるだけだと、すぐに消えるんですねえ。学校の先生には気の毒なシーンでした。

夕ごはん

麻婆豆腐
タラの芽の和え物
アスパラガス
イカの塩辛
だいこんとわかめのみそしる

2008-05-29

「貧困の光景」

横浜でアフリカ開発会議というのが開かれていて,福田首相がアフリカへのODA(政府開発援助)の増額を約束したそうで。そんなタイミングで読んでいたのが曾野綾子の「貧困の光景」(新潮社)この本の中に、こんな下りがある。
 アフリカの最困国の援助の最大のネックはこうした汚職と公的な金の私物化の習慣にある。ヨーロッパ諸国やアメリカや日本が、アフリカの貧しい国の援助をする、と決定する事は、その国の国家元首とその一族の資材を増やすことを意味すると私は思うのである。
 こうした悪循環をきれいに断ち切ることがどうしたらできるか。私はいまでに確実な方法を見いださないのである。(p182)


本書は、海外法人宣教者活動援助後援会(JOMAS)という団体を通して途上国の貧困地帯で活動する日本人のシスターや宣教師に「直接」支援物質や支援金を手渡すを基本に活動してきた著書の、「世界の貧困地帯」で見聞きしたことをまとめたエッセイ。このブログでも紹介した石広之さんの「地球環境報告」と併せて読むと「貧困」の姿が具体的に浮かび上がってくる。空腹であるという感覚もマヒし、病気のこどもへのミルクも換金した方がいいと考えるほどの極限状況。そして、多くの場合「母子家庭」で子だくさん。父の存在は「消えた」という状況もアジア、南アメリカ、アフリカと構造はとても似ている。

この状況に肌で接したら、著者が、本書でくり返し述べているように「日本で格差社会を云々しているけど、ほんとの貧困って、そんなもんじゃない。日本は、いい国。」っていう発想にも結びつくのかもしれない。私としては、この著者の主張は、全く関係ないふたつの問題をゴチャゴチャにして、意味なく日本政府への肩入れをしているようにしか読めなかったから、素直には、うなづけないけれど。

U2のボノさん、福田首相をもちあげてたけど、あれはリップサービスなのかな?だけど、何のためだろう?

ところで、ミャンマーのハリケーン被害について、こんな報告が転送されてきました。よかったら読んで下さい。転送してくださった吉田さん、ありがとうございます。「デルタ地帯」http://tanetane.blogspot.com/2008/05/blog-post_18.html
貧困の光景
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star犠牲の累進性!
star食物を輸入してまで食べ残す国民として考える
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夕ごはん

ヒラメの押し寿司
関サバの押し寿司
牛タンのスモーク
アスパラガス
イカの塩辛

押し寿司と牛タンは、知り合いのおみやげ。

2008-05-28

ギブアップ

今日は,最高気温、、、、6℃でした〜。もう、ギブです。ストーブつけました!だって、ネコが膀胱炎のうごきをするんだもーん(涙)相変わらず外仕事にならない一日。

英語教室低学年は、ORTを2冊。すっかり絵本を受け入れてくれて嬉しい。「謎の男」とか「メガネ」とかのアイテムにもようやく気がいくようになったみたい。ハートの1〜8で、フレーズモンテカルロ。そのまま、それをばらまいて、文字を混ぜてカルタ。読み手はAちゃん。私は、ちょっとズルして、とらなかったら、皆さん大喜びでした。。。かわいいなあ。そのあと、クラブの文字と絵で「仲良し」。途中入会で、絵とセンテンスの一致に時間がかかってセンセーとしては、ちょっと気になっていたBちゃんだけど、今では全く問題なくなっている。やはり、ひとりひとりのペースがあるんですね。

高学年クラスは、久しぶりにPo-po。女子ふたりにリードしてもらった。そのあと文字カードで「豚のしっぽ」。マークでなく数字で合わせたら、一回も「豚」にならず。それでもセンテンスは読む練習になったから、センセー的には、うふふ。生徒さんはドキドキしていたみたい。次は、ダイヤの絵で仲間分け。小2のAくんが小5のおにいちゃんに教えてたりして、、、お兄ちゃんは,辛いなあ。そのあと、「仲間分けポーカー」を2回。チップを使うゲームはあまりしないので、みんな楽しんでいた。そのカードを適当にわけてチップオンビンゴ。「過去形ビンゴ」にしてみました。

最後はハートの絵で合体Break the T3。男子も作れるようになってきた。小2のAくんは「今日は、本、読んでくれなかったねー」と、この辺りでそわそわ。うーん。ごめんよ〜。まだ、ちょっと難しいよねえ。

夕ごはん
水餃子
ほうれんそうのごま和え
タラの芽の味噌和え
イカの塩から
納豆
あげとわかめのみそしる

2008-05-27

Japanese Herb

今日は,寒かった〜。最高気温は7℃くらい。一日中雨降りで、外仕事もできず。寒いからストーブたきたいが、灯油代を考えるとちょっとねえ。。。あ!こういう時は、、、ということで、布ナプキンを染めてみた。ガスでゆでるから、多少暖がとれるかなあと。使用したことのある布ナプキンだと、タンパク質がすでに付着しているので木綿であっても草木染めがしやすいときいていたので、一石二鳥。染めるナプキンを水に浸しておいてから、外にヨモギを穫りに行った。それから、収穫したヨモギをタマネギネットに入れて、煮出す。15分くらい。そのあと、ナプキンをいれて煮た。えっとー。ミョウバンで媒染をつくるのよね?と、ミョウバンをさがしたが、見つからず。。。。あちこち探した挙げ句、「どうやら、これではないか?」と思い当たる小びんを発見したので、それを小さじ一杯お湯で溶かした。ついでに、ミョウバンを捜索しつつ、棚の片付け。さらに一石二鳥。

媒染してから,もう一度ヨモギで煮た。雨の中で、寒かったし、急いでとったので、どうやらヨモギの量が布の量に比べて少なかったので、うっすらとしたペパーミント。だけど手順も確認できたし、部屋は、暖かくなったし、何より、ヨモギの香りが部屋の中いっぱいになって、うっとおしい雨の日も楽しく過ごせました。

ヨモギは、やっぱりハーブなのねえと思った一日。まだ、いい香りです。

夕ごはん

フキとレンコン団子の煮物
小松菜のニンニク炒め
イカの塩辛
アスパラ
タラの芽の味噌和え
納豆
だいこんと、あげ、水菜のみそしる

2008-05-26

みんなちがって。

ふと思い立ち、家の裏手の山の中をウロウロしたら、、、あらー、コゴミに、三つ葉がわんさか。今までこの時期は、忙しかったからまったく気づきませんでした。特した気分。

午後は、英語教室。The story of the Moleを読む。(私が好きだから)彼女たちの反応は、ビミョウだったかな?文字カードで豚のしっぽ。うーん、字は読んでいるんだけど,3名だとやはり盛り上がりにくい?続いてダイヤの絵で仲間分け。ここでAちゃんが、「これ、一体なんなの?」と言い出す。あー、きたきた! Aちゃんは、とにかく「後でわかるからねー」が嫌いな子。「わけわからないで、こういうことやりたくない。もういいっ!おかーさんに聞く!(←あらー。本気?)」とのこと。ふむふむ、そうかあ。なので、急遽、Bettyの仲間ビンゴ。以前、BBカードの講座で「『Bettyの仲間にするよー』などの声かけは、必要ない。類推させた方がいい」と言われた記憶があったのだけど、今回は、何枚かやったあとで、「これ、誰の仲間だろう?」などと、誘導してしまった。それをやっているうちに、「lucky!」などの声も聞かれるようになって、Aちゃんもさっきの疑問は、どうでもよくなり、その「変化」というところに興味が出たみたい。小2のBちゃんは、不思議そうだったけど、リピートは、とりあえずしていました。

先日の「おしりに火」の彼女とAちゃん、BB歴は同じ。理解力、進度も殆どいっしょ。だけど、物事へのアプローチの仕方は,まったく違う。こういう時は、金子みすずの「みんなちがって、みんないい」という言葉を思い浮かべます。

そのあと、またまたダウト。そろそろあきてきたかな?最後はTime for writing。Aちゃんは、Tommy の文を見ないで書けていました。

夕ごはん

さばの塩焼き
さつまあげ、大根、フキの煮物
アスパラ
タラの芽の味噌和え
納豆
イカの塩辛
高野豆腐と三つ葉のみそしる

2008-05-25

放任栽培


わかるかな〜。口あけてるでしょう?4羽いますね。

本日は、雨の予報の中,大急ぎで、養成用の球根を露地に植えました。途中、夫が苗床つくりをしている間、片付けをしていたのですけど、ふと数年前に「たくさん出るよ〜。種菌たくさん植え付けといたから!」と知人に言われて買ったもののほとんど収穫できなかった「椎茸の菌床木」をこのさい、処分するかなあと、眺めにいったら、、、、なんと、収穫しちゃいました!
 

御覧のように、四つだけ。肉厚です。最近、なんとなく湿気が多いかも?と感じていたので、そのせいかな?しかし、、、これで、処分できなくなっちゃった!

植え付けは、雨が本降りになる前に終わりました。

夕ごはん
ピーマンの肉詰め
しいたけのバター焼き
アスパラ
イカの塩辛
たらの芽の味噌和え
納豆
じゃがいもの水菜のみそしる

2008-05-24

オムライスは別腹

いえ、タイトルは、昨日のレッスンに参加してた小5女子の雑談です。オムライスにそういう言葉を使うのか?とも、思ったけど。

昨日の低学年クラスでは、Hi-Byeの復習。それから I went walkingとThe Story of The Moleの読み聞かせ。The Moleの方は,日本語版があるみたいですね〜。ひとりお休みでふたりだけだったけど、前回のSave the 1がよかったみたいで、リクエスト。スペードの絵で。出たカードを言うとき、小4のAくんは、両手を大きく動かして「えっとーーーMrs.Goat、、、」と言うのだけど、その動き、ほとんどヘキサゴンの上地くんみたいですよ〜。続いて、クラブでBreak the 3。このクラスでも、センセー個人攻撃。はいはい、もう慣れてきました。ふたりともフレーズまで言えるカードが増えてきている。ためしにS替えをちょこっとふってみる。そろそろ、どうかな〜。続いて高学年のお姉さんたちも加わって、低学年は絵、お姉さんたちは字で、沈没(クラブ)。これも、それぞれいい感じ。その後、ダイヤの絵で仲間分け。そこから文法ちょこっとやりたかったけど、、、どーも、お姉さんたちから「意欲」が感じられず。次は「豚のしっぽ」か「大富豪」と勝手に決めている。それならば、と文字カードで豚のしっぽ。途中に職業カードを混ぜて。楽しいんだけど、ダレダレだから、「最近、どうしたのー?やる気、低下してるんじゃない?」と、ふってみると、小5のAちゃんは、「なんだか、このごろ、疲れるのよねー」。彼女は、就寝時間11時だそうで。そりゃー疲れるわよ!脳の研究してる人は、早寝早起きって言ってるわよっ!!「だけど、サッカーやって、帰って来て、ご飯食べて、、、それから10時からドラマ見てたら、、、」そのドラマ!いらないんじゃなーい?「いや、いらなくないっ!」そんなに、、、そんなに、、、、「速水もこみち」が見たいかっ!!(涙)

そんなやりとりをしたレッスン後。Aちゃんと同級生のBちゃん「センセー、本借りたい。」Cちゃんは「作文書いてくる」うーん。意欲のあり方、方向も個人差があるようで。まあ、それぞれやりたいことをやりつつ、、かな?Bちゃんも文字カードを苦もなく読めるようになってるし(読んだ気では、あるが)、なんとなく、なのに、あるいは、なんとなく、だからか、力がついてるのが、こちらには、わかるのが不思議。


夕ごはん

豚のしょうが焼き
アスパラ蒸し
イカの塩辛
納豆
大根とわかめのみそしる

2008-05-23

オフラインの力

毎週金曜日は、英語教室の話題なのですが,それは,明日に回しますね〜。

今日は、「布の会」の4回目の会合をしました。この冬から、右にいたSちゃんと左に座っていたもうひとりのSちゃんに声をかけてはじめたグループ。最終的には、布おむつ育児や布ナプキンが広がるといいなあという目標はあるものの、どんな風にすすめていくか、試行錯誤でありました。だって、私、リーダーという柄でもないですし。それが口コミで少しずつ人数が揃い,今日は,急用で欠席になっちゃった人をのぞいて6名参加。布おむつ育児真っ最中とか、ちょっとは布おむつ使ってますなど、いろいろ。布ナプキンも「こどもの布おむつをそのまま折り畳んで代用してる」とかの大胆ねーさんから、「作ってみたけど、まだ勇気がなくって」の慎重ちゃんまで幅広い感じ。

みなさんに、共通していたのは、「なんとなく、周りがやっているから〜」という世間の流れに対して「ほんとうにいいのかな?」としっかり立ち止まれる人たちばかりだということでした。たのもしいなあ。これから、どういう風に展開していくかが、楽しみです。

今日のトピックで印象深かった事は、月経血コントロールの話。その話題が出ている本を紹介したところ、ある方が「あー。これ、私の母が言ってました〜。」なんと!彼女のお母様は、あたりまえのようにコントロールをして、布ナプキンを使っていた方だそうです。どうやら北国の雪深い土地で、かんたんに買い物もできない状況での「生活の知恵」だったそうです。本の中の話だと思っていたけど、実際にあったのね〜。

もうひとつは、Elimination Communication(排泄コミュニケーション)。欧米で行なわれていることだそうで、赤ちゃんがまだ5ヶ月くらいの時期から積極的にトイレで排泄できるように「促す」ことですって。いわゆる「トイレット•トレーニング」とは異なり、赤ちゃんの自然の促しにうまく添えるようにおとなが手助けする、、、ということみたい。だから、コミュニケーション。アフリカなんかでは、おむつなんかしてないそうだしねえ。実践している方のお話は、ほんとうにおもしろかった。介護現場でも、うまく応用できると自立度がアップするそうですね。これができたら、おむつもそんなに要らないねー。究極のエコロジーでしょうか?

月経血コントロールにもつながるけど、「からだ(自然のうながし)と、きちんと向き合う」ということが、いろいろな問題を解決するんだなあとふと思ったりもしました。

ネットであれこれ情報を得たり、人とつながったりもできるけど、オフラインで、話をすると思わぬ方向に話が展開したり、深まったりのおもしろさがあるなあと感じたひとときでした。しかも、あちこちに、いるもんだわ〜。逸材。次回も楽しみ。

夕ごはん

ニラ玉
さばの塩焼き
イカの塩辛
たまねぎの酢漬け
高野豆腐と水菜のみそしる

2008-05-22

「地頭力を鍛える」

なんと!ヒバリのひなが孵化です!!写真は、今日はとれませんでした〜。孵化まで2週間というから、ずっとあそこにあったのねえ。そして、今月はじめに植えたカラーも発芽。ちょっと早いんじゃないの〜。おまけに、この鳴き声をきいたら露地に何を植えてもいいぞよ!というカッコウの声も響きはじめ、なんとも賑やかな一日。

でもって、読んでいた本の紹介。「地頭力を鍛える〜問題解決に活かす『フェルミ推定』」(細谷功著 東洋経済新報社」

佐藤優の本によく出て来た「地頭力」。なんとなく、わかるような、わからないような?要するに、学校秀才とは違う感じ。だけどストリートワイズというのとも、ちょっと違うみたい。で、一体なんだろう?本屋さんでもよく売れているこの本を図書館で見つけたのでした。一言で言うと「結論から」「全体から」「単純に」考える思考力のことで、これは、訓練次第で鍛えられる。なぜ、これがスポットライトを浴びているのかというと、ネット社会の今、いわゆる「物知りくん」は、生き残りにくい。これからは、オンライン上にある厖大な知識や情報を、いかに選別してそれを使って「新しいことを生み出していけるかどうか」が大切になってくるから。

おお、そのとおり!で、どうするの?ということで、「フェルミ推定」という方法論が紹介されている。たとえば「日本全国に電柱は何本あるか?」という問いに、制限時間3分。使えるものは、紙と筆記用具だけで答えるというレッスン。さて、どうしよう?ですよね。詳細は、本書にゆずるけど、要するに、「結論から(なんでもいいからとりあえず『仮説』をたてる。少ない情報からでも、その範囲でつくりあげる。」「全体から(身の回りを離れて、グーグルアースで地球をながめるみたいな感覚でとらえる。)」「単純に(抽象化する)」ということで、なんとか答えが導けるはず、、という考え方。さあ、できるかな?

ところで、佐藤優氏によると、鈴木宗男さんは、「地頭力」が強い人だそうだ。なるほど、「えいやっ!」と,大胆な仮説をたてて、とにかくそこにがむしゃらに突き進みそうだなあ。

「結論」「全体」「単純」って、英語の文章を書く時の鉄則でもあったりして、さすがビジネス書。やっぱり欧米流なのでしょうか?だけど,自分もこのやり方で進んだら、のっしのっしと歩けそうな気がしました。だって、細かい事、気にしなくていいんだもん。

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」細谷 功

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夕ごはん

豚肉、厚揚げ、小松菜の炒め物
イカの塩辛
ゴボウのキンピラ
納豆
しめじとタラの芽のみそしる

2008-05-21

おしりから火。

昨日ご紹介した、ヒバリの巣。強風と雨で、どうなったか心配だったけど、今日は、しっかり親鳥が座っていました。どうやら、我々を「無害」と認めたようで子育て放棄には至らず、ほっとしました。そんな中、午前中、カラーの植え付け終了!

で、午後の英語教室ですが、低学年クラスでは、絵本を読んだあと、BBカード。まずはハート、スペード、クラブで「七五三」。このゲームで生徒たちが結託して「センセーvsわたしたち」となってしまい、あれこれ妨害された。悔しい(←おとなげない!)そのフシギなテンションのままLet's Find(クラブ絵/文字)をしたのだけど、ここでも同じ構図。わたしが悔しがると、大喜びで、カードを読む声も大きくなる。しめしめ。最後はハートでSave the1。毎回、教室に来るやいなや「ボク、頭がいたい。休んでていい?」というAくん、いつも数分後からゲームに参加するところがかわいい。

高学年クラスでも2冊読み聞かせのあと、BBカードは、こちらもLet's Find をしてみた。クラブのフレーズ(英)と絵カード。男子もずいぶんスラスラ言えている。やはりちょっとした自信が大切。そのあと、ハート文字でフォニックスビンゴ。これも「あれ!読めるぞ!」と勢いづいていてよしよし。数枚フォニックスの色塗りもした。Dr.Smith のthの音の練習などちょっと説明したが、そういうのをきくと「安心」している様子の子(なんだか知識を蓄えている気分?)もいるのが面白い。きっと講義式の「お勉強」が得意なタイプだろう。続いて、ダイヤの仲間わけ。「どうしてこうなるんだろう?」と考え始めたAちゃん。さっきのフォニックスの法則(無声音、有声音の色塗り)にひっぱられて考えているのがちょっと気になったので、「これはねえ。。」「あーっ!言わないでっ!」いえ、教える気は、ないですよ〜。ヒントだけね。「おまじないと、ワークブックを見てごらん」と、ここら辺で時間切れ。 Aちゃんは、See you!もそこそこに考え込みながら帰宅した。うーん。こういうヒントも言わない方がいいのかなあ?と「教えてしまったのかなあ」と、ハンセイしながら、片付けをしていると、しばらくして、「セ、センセー!!!」と、飛び込んで来たのは、Aちゃん。どうしたの??「(はー、はー。ぜいぜい)わ、わかったかもっ!」と、ワークブックを握りしめている。「こ、こ、これが、一番目で、これが二番目でっ!で、Happy Henryは、これっ!」

おお!そのとおり!よくわかったねー。すごい!すごい!「うん、もう、びっくりした〜。(←ひらめきに自分でびっくりしたということ)。あんまり、びっくりしたから、おしりに火がついて、走って来ちゃった!(うーん。ビミョーに「おしりに火」の使い方は、違うが、とても気持ちは、わかる。ロケットみたいに飛び上がったということね。)家が近くてよかった〜。」よく見ると、靴のかかとも思いっきり踏んでいる。

自分でわかると嬉しいでしょう?「うんうん。」英語、面白いでしょう?「うんうん。」でもって、次のAちゃんの言葉に、私の「おしりに火」がついた!

「センセー、このこと、クラスでは、言わない方がいい?」


Aちゃんって、なんて賢いの〜。すごい!普通なら、「えっへっへ〜。私なんか、わかったもんね〜」と鼻高々さんじゃない?恐らく私が小学五年生だったら、もう,低い鼻の穴ふくらませて大騒ぎですわー。センセー、心臓ドキドキでした。

「これ、Aちゃん、自分でわかってすごく嬉しかったでしょう?他の人もそのうちわかるから、その嬉しさを待ってあげた方がいいでしょう?だから、これはヒミツにしておこうね〜。Aちゃんは、もうわかったということがセンセーに伝わったから、それでいいでしょう?」

大きくうなづいたAちゃんでした。

ああ、こんな素晴らしい子と知り合えた私は、ほんとうに幸せ者です。

夕ごはん
天ぷら(タラの芽、ゴボウ、イカ)
水菜とタマネギのサラダ
納豆
しめじとあげのみそ汁

ご近所から、タラの芽が届きました〜。

2008-05-20

Welcome back!

それは、昨日のお昼前。ハウスの土おこしをしていた夫が、「見つけたぞー」と言う。そう、今年もまた!であります。きっと畑のあちこちに巣を作っているだろうことは、にぎやかなピーチクパーチクでわかっていたんだけど、どこら辺りかは、不明でした。今回は、道のすぐ横で、大きいトラクターがやってきたら踏みつけられそうなところですが。。。。

無事にヒナがかえるといいなあ。

本日は、午前中から強風。ハウス内で植え付けしていても、ごーっという風の音がこわいくらいでした。今、外は雨降り。こういう天気でも、親鳥はじっと巣の上でたまごを守っているのです。

夕ごはん

ホタテとイカ、小松菜のバターいため
たまねぎの酢漬け
納豆
高野豆腐とわかめのみそしる

2008-05-19

やだ!

午前中から午後ぎりぎりまで植え付けの準備をしてから英語教室。「細胞分裂」してから2回目。「今日何するの〜」「うーんとね、神経衰弱みたいなの」「やだ!」「(むっ!)その前に、この本読むね!」「やだ!」。。。。。「あんたたちにこれから『やだ!』って言うの禁止!ってしたら、話ができなくなるねえ」「。。。うん!そうだね〜(笑)」反抗期というのとは、ちょっと違うが、とりあえずオトナが言う事には「やだ!」と言ってみたくなる心境というのはどういうものなんだろうか。。。また、センセーをゲームで負かす!というシチュエーションが彼女たちにとって無上の喜びなのは、なぜだろうか?やっぱりパワーゲームなのかなあ?権力闘争って人間の本能なのでしょうか?

絵本を数冊読み聞かせしてから、クラブのフレーズ英/日で、Let's Find!どうしてもtwice a day が見つからず、変な盛り上がり方をした。続いてダイヤの絵で「仲間分け」。そのあと「おまじないビンゴ」。MMさんのブログで紹介されていた「最後は負けよ!」ゲームをスペードの文字16枚と絵8枚。お約束どおりセンセーが負けてhappy end。最後はダウトをスペードとハートの2回。これも私がだまされてダウトをかけまくり、大敗。「あんたたち、うそつきね〜!」「え?ウソついてないよ。センセーが勝手にダウト!って言うんじゃない!!」。。。そのとおり。。。英語的には、途中で、ウソつくつもりだったのに、うっかり持ちカードのフレーズをすらすら読んじゃったMちゃん、ある意味すごいのよー。

明日は、悪天候の予報。植え付けできるかなー??

夕ごはん
とりのモモ肉のじっくり焼き。
タマネギと水菜のサラダ
納豆
あげとわかめのみそしる

2008-05-18

デルタ地帯

今朝、ようやく6棟目のハウスにビニールをかける。もうこれで、風でやきもきすることもしばらくないと思うとほっとする。しかも、午後になって風が強くなって来たのを見て、「しめしめ」なーんて思ってしまう。えへへ。これでようやく今月の植え付けも先が見えてきました。

きょうは、日曜日なのでm届いたのはNew York Times weekly。3面のworld Trend という記事に、ミャンマー(ビルマ)でのサイクロン被害についての解説が載っていた。テーマは、「三角州(デルタ地帯)が、災害に脆弱な5つの理由」今回のケースだけでなく,ミシシッピ川、ガンジス川、揚子江、メコン川など、デルタ地帯での災害被害は頻発している。理由として1)肥沃な土地ゆえの人口の多さ(ミャンマーの人口の1/3がデルタ地帯に集中)つまり、災害が起きると、被害をうける人口も多い。2)もともと、流動性の高い土地。(上流からの土砂の堆積で作られている)3)もともと合ったマングローブなどが農地への転換で伐採されてしまい、土砂災害への自然の防波堤がなくなっている。4)浅瀬なので、嵐による高波の害を直接受けやすい。5)地盤沈下、海面上昇も影響も見逃せない。などが、あげられていたが、これらの要素も、例えば、政府によるシェルターの整備は、防災対策で、かなり軽減される。(バングラディッシュは、かなり改善されているそうだ)その面からも、ミャンマー軍政の責任は、重い、というのが記事の主旨でした。

デルタ地帯が脆弱であることは、先日紹介した「地球環境報告」(石広之著、岩波新書)で指摘されていたこととシンクロした。やはり過度な農地化、人口集中が、最近の災害の背後にあるんだなあ。私にできることは、相変わらず「小さく」生きる事でしょうか?

夕ごはん
イカの刺身
ゴボウと水菜のサラダ
チーズポテト
納豆
きゃべつのみそしる

2008-05-17

分解やさん

今朝は、早起きしてハウスまでたどりついたら、、、風がふきはじめました。で、カラーの仕事も中断したので、野菜ハウスに苗を植えた午前中。まずは、コンポストにためておいた生ゴミ堆肥を取り出して、、、、これが、実は、厄介な仕事。今まで、うまく堆肥にできたことがない。水分が多過ぎて、異臭が出たりしていたのです。それが、今回は、問題なし。どうやら、生ゴミを投入するごとに米ヌカもいれていたのが効いたらしい。いい具合に発酵していました。しかも、ミミズがうようよ。これもはじめてのことです。ミミズは、いろいろなものを土の中で分解して、植物が吸収しやすいかたちに変えてくれる働き者です。わーい。

今日,植えた苗は、トマト、ナス、パセリ、バジル、ズッキーニ、ピーマン。まだ、外に植えるには、寒過ぎます。

夕ごはん
イカシュウマイ
とびうおのさつまあげ
小松菜の塩炒め
納豆
あげとネギのみそしる

シュウマイとさつまあげは、九州旅行をした知人からのおみやげです。

2008-05-16

サイクロン

うーん。この数週間で、アジアに何が起こってるの?というくらい天災が多いですよねー。ビルマ(ミャンマー)のサイクロンと中国の大地震、中国での被害地域は北海道の面積を上回ってると聞いて、一体どれくらいだか想像もつきません。何か、私でできることはないかなあと思っていたのだけど、ビルマに関しては、軍事政権が海外からの援助をシャットアウトしているというニュースが流れて以来、中国の大地震のかげに隠れた感じ。だけど、ワールドビジョンという団体が、活動を開始しているようです。それで、今日,郵便局から募金をしてきました。

●特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
http://www.worldvision.jp/index.html

●【第5報】ミャンマー・サイクロン緊急援助を行っています
チャイルド・フレンドリー・スペース運営を開始しました 2008.05.13
http://www.worldvision.jp/news/news_0226.html

郵便振替で、00130-60254059 「「特定非営利法人 ワ−ルド•ビジョン」「ミャンマー サイクロン」と明記。  クレジットカードも受け付けているようです。

他にも赤十字などが募金活動をしているようですね。私がワールド•ビジョンにしたのは、「たねまき日記」にコメントを寄せて下さっている「みかん」さんが、フォスターペアレントとして、ビルマのこどもをサポートしている縁です。こういうつながりって,何だか大切にしたいなあと思った次第。少しでも状況がよくなりますように。

という訳で,金曜日ですが、英語教室の話題は、かんたんに。

低学年クラス:ORTなど3冊読み聞かせ。 クラブ(絵)で「沈没」。ひさしぶりにやったので、大変気に入ったようすで、2回。(カードを選ぶのに時間がかかるのよー!)
高低合同クラス:ダイヤの絵で「仲間分け」そのあと「おまじないビンゴ」文字カードで「豚のしっぽ」場所カード混入。(I am in
〜/You are in 〜)
高学年クラス: Time for writing.(合同でやった豚のしっぽが長引いて時間がかかったので。)
どうやら、最近おねえさんたちは、お勉強に飽きてきたみたい。ゲームをやりたがります。

夕ごはん
麻婆豆腐
ほうれん草のおひたし
オニオンスライス
もやしのみそしる

2008-05-15

"The Shop on Blossom Street"

町内にある織りのサークルに参加しはじめてはや8年。ほとんどが、50代後半から70代までの先輩の女性です。で、このメンバーの中には、「猛者」がいます。町内外のサークル、お稽古ごとを点々としてなかなか安住できないでいる方ですが(あるお稽古ごとでは、センセイに「もう、来ないでいい」と直接言われたそうで。御本人談。)ふしぎと、この織りのサークルでは、どっこいしょ、と居場所を確保なさっています。決して、他のメンバーがマリア様のように寛容だとか、彼女がこの場所では「火をふかない」とかいうのではなく、大なり小なりのモンダイは、日常的に発生はしているのだけど、なぜか「レッドカード!一発退場!」ということには、ならない。。。。

で、これはひとえに、このサークルの性質にあるんじゃないかなあ?と、思っていました。つまり、織りとか縫い物、紡ぎ、時に編み物といった手仕事を各自がひとつの部屋の中で、黙々と、時におしゃべりしながら行なう、、、この「手仕事」が、ある種、人々の感情を穏やかにさせるんじゃないかなあと。

そんなことを考えていたし、私自身編み物が好きなので、以前から気になっていた小説が"The shop on Blossom street"です。舞台はシアトル。10代のころから2回の脳腫瘍を乗り越えて、小さい毛糸ショップをオープンして、編み物教室もはじめた30歳のLydiaが主人公。彼女の教室に、集まって来た3名の女性、20代のAlixは、貧しい崩壊家庭で育ち、母は、殺人未遂で服役中。兄は射殺されたというアメリカの貧困層の典型みたいな女の子。Carolは既婚の39歳。バリバリのキャリアウーマンだったのが、不妊治療のため今は専業主婦。いわゆるニューリッチ層?そしてJacqulineは、50代。地元の「名士会」に属して、ベンツを乗り回し大邸宅に住んでいる。彼女の悩みは、自慢の独り息子の結婚相手が、「気に入らない」事と、夫の長年の浮気。このまったく混じり合わないであろう4名の人生が、Lydiaの毛糸ショップで、交錯していくというのがストーリー。各章が、それぞれの登場人物の物語を紡いでいく。

ふむふむ。「編む」という行為が、どんな風に、人をつないでいくのか?が語られるのかなあ?と、興味津々で、読み始めた。

しばらくして、気づいたのが、「これって、、、、日本の金曜日の10時ごろにやっている『女性もの』のテレビドラマみたい!」ということ。ストーリーの展開は、はやく、テンポもいいが、各人の恋愛や、結婚をめぐる悩みのあたりをぐるぐるしていて、出てくる男性もnice とかgoodlooking と、あっさりしていてあんまり個性を感じさせない。あくまでも「オンナのうわさ話」っぽい。で、途中から、「これを日本でドラマにしたら、どんなキャスティングになるか?」が私の興味の中心になりました。Lydiaは、今なら竹内結子とかがやるのかなー。でAlixは土屋アンナ??なんてね。

ここかしこに、作者の「保守的な思想」が見え隠れして(登場人物が100パーセント白人っぽい。はっきりとしていないあたりが、かえって確信犯っぽい。それから「家庭」「結婚」がオンナの幸せってチラチラとほのめかしている。)そんな点にツッコミながら楽しんで読みました。(←どういう意味でしょう〜)

中でも私が今回発見したのは、この本のように、文章の構造も複雑ではなく、ストーリーもなじみのものだと、ちょっとした会話が、いろんな「色」を帯びて読めるので、外国語、文化の学習としては,最適ではないかということ。例えばワインを勧められて断るシーンも、楽しいパーティの場合と、気に入らない嫁に対して断る場合と、ビミョウにニュアンスは異なる。そんな事例が一冊の本に豊富におさめられているから、一冊読むだけで、かなり「本物の英語の使われ方」が見えてくると思います。

冒頭、Lydiaのクラスで編んだベビー毛布の図案が出ていて、著者御本人が編んだ画像がネットで公開されているというので、検索したら、、、

この著者、「ハーレクインの名手」なんですって!どおりでハッピーエンド。ラストシーンには、goodlooking(だそうだ)な男の子からAlixへのプレ•エンゲージリングの贈呈シーンもあって、なるほど〜でした。人気シリーズ化して続きが2冊あるんですって!奥様!
The Shop On Blossom Street
The Shop On Blossom StreetDebbie Macomber

Mira Books 2005-05
売り上げランキング : 48

おすすめ平均 star
star描写はすばらしい
starA MUST read book!
star爽やかな面白さ

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夕ごはん
小松菜と厚揚げの煮こみ
オニオンサラダ
納豆
じゃがいもとわかめ、三つ葉のみそ汁

2008-05-14

酔っぱらい?

5棟目の天井ビニールを早朝張る。低気圧が近づいているとかで、途中で風がそよそよ始まって、あおられそうになったが、なんとか載せられました。午前中、4棟目の球根植えも終了。で,午後は英語教室と、なんだかバタバタした一日でしたが、低学年のクラスでは、絵本を3冊読み、BBカードでは、スペードの絵と文字で神経衰弱。カルタとりでは女子にやられっぱなしのAくんも大健闘。続いてハートの文字と絵で「仲良し」。Bちゃんは、今日は「センセイごっこ」の気分だったみたいで、「仲良し」でカードを出すタイミングをリード。どのカードが合っているかも、テキパキと指示していました。最後は、クラブでSave the 1。これって、最近クラスでやるようになったのだけど、こんなに楽しいのね〜。クラス時間が終わっても、数名残って「もういちど!」とやってました。

中高学年のクラスは、「強制ダイエット」でスリムに。ところが、ほとんど欠席しなかったAちゃんがおやすみで、さらにスリム。5名でのレッスン。絵本を読んだあと、ひさしぶりにダイヤで「沈没ゲーム」。新人君と私以外は、文字カードで。その後、ハートで仲良し。今度も新人くんと私以外は、文字カード。すると、開いたカードをなんとか読もうと試みる男子くんたち。「あれー?読めたけど、、、『仲良し』になってない。。」と、「なんだかなあ」の連続だったりして。「あれ?ボク、文字カード読めるみたい?」と半信半疑のAくん、Bくん。「そうよー。こんなに英語読める5年生、何人いるかなあ?すごいのよー!」と、ほめたえるが、男子チームは、まだ浮かない顔。「うーん。ほら、あっちの方に住んでる人とか、、、」と、今日お休みのAちゃんのおうちの方をさす。やっぱり〜。女子チームの勢いに圧倒されていたのねー。しかし、とても盛り上がり、もう一度、同じカードでやってみた。続いてクラブで宝くじ.surprisedとtiredの2回。このゲームでも、「なぜ、このカードを選んだのか」をいつもおとなしい生徒さんたちが生き生きと説明してくれた。最後は、Save the 1。どのゲームでも、ただ「遊んでいる」というよりも「英語への意欲」を感じられました。

ダイエットしてよかった〜。そうそう、途中入会のCちゃんが、こっそりささやいてくれたこと。「センセー、作文作ったよ。The teacher was dringking Whisky.」そのteacherって、私のこと?「そうだよー(笑)」。。。どこで、そう思ったんだろう?

夕ごはん
ホタテのバター焼き
ほうれん草のおひたし
牛乳どうふ
納豆
高野豆腐とネギのみそしる

2008-05-13

The Cat Mummy

英語多読をおとなの方に勧めているのだけど、どれがいいのか,自分でもわからなかったりする。英語教室の読み聞かせ用の本を優先して揃えているので、面白そうな児童書は、「うーん。また、今度ね」と、後回しでした。いつ活用できるか?もわからないからね〜。そんなこんなで数年たったのだけど、そろそろ児童書がターゲットになってきた大人の生徒さんも出て来たので、旭川で多読教室をひらいているカフェさんから、良さそうな本を貸してもらい、自分の蔵書に加えるかどうか検討中です。

きょうは、そんなわけで、カフェさんの蔵書から、今回借りた中での私にとっての大ヒット作をご紹介。最近では、「クローディアの秘密」を上回る衝撃でした。

多読をしている人々の間では、もうあたりまえのように推薦されていた Jacquline Wilson.今回読んだのはThe Cat Mummy.小学3、4年生向けの読み物だと思うのだけど、構成といい、文章といい、もう私好みでした。

ストーリーは、小学生のVerdityが主人公。彼女のママは、彼女を出産するときに死んでしまい、おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさんとネコのMarbelと暮らしている。このMarbel、もうかなりのおばあさんネコで、ほとんど動かない状態。だけどVerdity にとってはMarbelだけが、会った事のないママについて語れる唯一の存在でした。他の家族は、どうやらママの思い出については、辛過ぎて話ができないみたい。そして、突然その時は、訪れた。Marbelの失踪とその死。厳しい現実に直面したVerdityは、学校で習った「エジプトのミイラ」の話を思い出して、、、、

大切な存在との別れをどう受入れるのか、または,受入れなければいけないのかという重いテーマなのだけど、ユーモアと、若干のグロテスクさと、切なさが、ごちゃ混ぜになっていて、ものすごくリアルでした。哀しみって、そんなにきれいごとじゃあないよってこと。タイトルも読後に「なるほどー」と、うなっちゃいます。3匹のネコと生活している私にしてみたら、人ごとじゃないお話だったりして、本を読んでもあんまり泣かない私でも、もう後半は、涙ボロボロでした。

良質の児童書を大人が読むと、子どもの時の気持ちが蘇る。子どもと日常的に接する身としては、またとない教科書でもあります。カフェさん、ありがとう、Wilsonの大ファンになりました!

カフェさんのブログは、「たねまき日記」にもリンクされています。ブログ名「晴れ、ときどき英語」。たくさんの洋書が紹介されていますよ。
The Cat Mummy
The Cat MummyJacqueline Wilson Nick Sharratt

Corgi Childrens 2002-03-04
売り上げランキング : 31794

おすすめ平均 star
starその気持ちよくわかる
star大人が試される
star考えさせられました

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夕ごはん
ハンバーグ
アスパラ
わかめのサラダ
牛乳どうふ
納豆
ニラとあげのみそしる

2008-05-12

細胞分裂

長所なのか、短所なのか、何事に関しても、「まあ、なんとかなるかなあ?」というのが私の今まで。「なんとかなるさ!」とか、「なんとかするぞ!」という前向きさではなく「かなあ?」といういい加減さ。で、英語教室の方も、その姿勢で取り組んでいたのですけど、水曜日のクラスが、その「かなあ?」の姿勢でいたら、なんだか「太っちょ」になりました。もう「かなあ?」では、そろそろ支障が起きそうになってきたのに気づき(いえ、気づいていたんだけど、もう見て見ぬふりもできなくなったのです)、強制ダイエット。3名を独立させました。

今日がそのクラスの初日。小2から小5までの女子3名。Po-poの復習をしてから、ORTを読み聞かせ。ハートの文字に場所カードを仕込んでビンゴ。。。。ついにAちゃんが、我慢できなくなったらしい、、、、「センセー。空気、重いような〜」

おお、そうか、あの「喧噪」と「混乱」を,キミたちは「楽しい。ふわふわ」と、とらえていたのね。予想はしていたが、、、やっぱりね。「へえ?そう?すぐに重くなくなるよ。(というか、センセーにとっては、とっても『軽い』んですけど〜)」と、スルーして、ハートのフォニックス色塗り。ああ、なんてスムーズなのっ!で、金曜日の「脳死状態」のクラスでは、ルールの解釈に手こずった「読んでダウト」も、すんなり始められ、何度もやりました。カードは、クラブのNo1〜5とダイヤのNo.6〜10(このダイヤは、小2のBちゃんを思いやっての生徒さんの決定。)爆笑の連続で、帰る頃には、「重い」ってなんのこと?状態。

ハートのビンゴでの場所カードの組み合わせでは、いつもはあんまり自分の感想を言わなかったCちゃんも、ボソボソと、意見を言えていたし、今までは,言うヒマもなかったのかな?やはり「細胞分裂」して、よかった〜。

植え付けは、3棟目もほぼ終了です〜。明日は、一日中、農作業ができるので、がんばりまーす!!

夕ごはん

ざるそば
卵どんぶり

いえ、蕎麦やさんの出前じゃないっすよ。夫が急に今夜、会議に出席することになったので、出かける前に簡単な夕食。ざるそばは、夫。卵どんぶりは、私。

2008-05-11

重量級。

夕ごはんを作りながら耳にしたテレビのニュースでは、「福田ビジョン」とかで、2050年まで日本のCO2削減目標を、現状の60-80%に設定するそうだ。どうやら6月ごろまでに。つまり,洞爺湖サミット向けでしょうか?このサミットが決定して以来、「温暖化」の言葉がメディアで氾濫している。マイバッグも奨励されているし、「エコ」という言葉も当たり前に使われるようになっている。。。。いいことなのだろうけど、、、なんとなくねー。どうなのよ?という気持ちもどこかにあった。なんだか、あまりにも「予定調和的」な「エコブーム」に思えて。

そんなへそ曲がり気分に時に読んだのが「地球温暖化は止まらない」という翻訳本。アメリカのシンクタンクの研究者が中心となり、学術論文をもとに、「気候変動1500年周期」という説を展開して、現在話題になっている「経済活動の活発化によるCO2の排出が、地球温暖化の主因では、ない」と結論づけている本。いやー、科学オンチにしてみると「学術論文」とか「データ」の段階で、もうそれが、まがい物かどうかを自分で判断できなくなるわけで、、、ただ、地球は、150年周期で暖かくなっている、という事実は、あるのだろうな。

だけど、だからといって、今の大量生産、大量消費が、人間の幸福に結びつく、、、という「アメリカ的(あるいは、日本的?)ライフスタイル」が、これからも続くべき、または、全世界がそれをめざしているはず、、という主張には、「???」でした。

問題は、「温暖化」にフォーカスされがちな我々の視点では、ないか?


と、思い始めたときに、出会ったのが「地球環境報告」と「地球環境報告II](どちらも岩波新書、石 広之著)。80年代と90年代の地球環境の状況を、現地視察と豊富なデータをもとにレポートした内容です。読みやすかったのは、科学書ではなく、環境問題と、政治経済の問題をシンクロさせて説明してあったから。

この日記を読んで下さっている皆さんに読んでもらいたいです。

80年代の報告を読み始めて,愕然したのは、当時、農地の破壊や,砂漠化が深刻な状況としてあげられていた地名。ハイチ、フィリピン、ダルフール。。。。そう、小麦の高騰で、暴動が起きたり、地域紛争で、壊滅的な状況にある地域。すでに80年代からその兆候があったっていうこと?そして、環境状況の悪化の理由は、どの地域でも同様。「爆発的な人口増加で、食糧が不足し、それを補うための土地の酷使、限界を超えた森林開発。」

そして、最もドキリとすることは、「そういう土地での『農地』は、そこに住む人の食糧を供給することではなく、欧米、日本へ輸出するための商品作物(ジュート、ココナッツ油、ヤシ油、紅茶、輸出用の米、木材など)を、作るために酷使されている」という事実。トウモロコシなども、日本や欧米に「家畜飼料」として送られるために生産されているのです。

詳細は、ほんとうに読んでもらいたいけど、そういった土地の酷使が、砂漠化、塩害、森林消失につながっているということが列挙されているのでした。で、つまりその地域(中南米、アフリカ、アジア)に住む人々に大きな負担を強いている。政情不安も、こうした環境悪化が一因では?


「地球環境報告II」では、さらに、東南アジアでの日本への輸出向け用エビの養殖により、マングローブなどの生態系が壊され、アマゾンの奥地まで開発がすすみ、原住民がおいやられていることなどが、付け加えられているけれど、経済構造的な問題は、前著とほとんど変わっていないことが、読み取れる。

私の毎日は、「遊びたい盛り(?)」の40代にしては、外食もほとんどしないし、贅沢をするということもないし、遊びに行く事もほとんどない。(まあ、田舎に暮らしているというのと、家計がヒッパクしてるというのが主な理由ですが)それでも、日本で、こうして生活しているというだけで、大きな負担が地球のどこかにかかっているのだなあと改めて思い知らされました。「温暖化」も、問題なのだろうけど、それ以前に、知っておくべき事実が書かれている本でした。

著者による、最新刊も出ているようで、図書館で、取り寄せリクエストをしました。
地球環境報告 (岩波新書)
地球環境報告 (岩波新書)石 弘之

おすすめ平均
stars人の営みは本源的に環境の負担なのか。
stars「温暖化」登場前夜の環境問題
stars貧困が生み出す悪循環
stars環境問題のイントロダクション

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地球環境報告〈2〉 (岩波新書)
地球環境報告〈2〉 (岩波新書)石 弘之

おすすめ平均
stars地球は大変なことになってるなあ
stars学校の先生のお勧めでした。
stars概要

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夕ごはん
シュウマイ
ワラビのごま酢和え
牛乳とうふ
小松菜の塩炒め
イカの塩辛