2008-08-21

オープンソース


とある喫茶店で開かれている展示会。紋別という港町在住の知る人ぞ知る!の布作家さんが一年に一回ほど開きます。彼女は、古い着物を使った「布の作品」を作って発表しています。パッチワークあり、キルティングあり。また独自の技法を駆使したそのバッグやジャケット、小物類は、「彼女ならでは」の作風で、インターナショナルキルトウイークなどで入賞を繰り返しています。展示作品も、「どんどん中を見ていいよ〜。服も着てね〜」のおおらかさ。

実は、花田雅子さんの講習を受ける機会がありました。「作家さん」って、気難しかったり、威圧的?「ここまで教えるけど、ここから先は特別料金」みたいなのかなあ?の不安もあったのだけど、お会いした花田さんは、惜しげもなく技術を披露してくれ、「好きなように応用して、使っていいからね〜」と、とても型破り。見かけは、短髪で「一心太助」みたいな風貌なのだけど、作品は繊細で、「ていねいな仕事が全てを決める」がそのコアでした。

ご自身のセンスと技術に絶対的な自信があってのことだと思うけど、ネットの世界であたりまえになりつつあるオープンソースの考え方と通じるこの「外向きさ」「ボランティア精神」って、見習わなければいけないなあと思います。今回は、お会いできなかったけど、「また会いたいなあ」と思わせるステキな人生の先輩です。写真は、講習を受けたときに作りはじめたポシェットの一部、、、、実はまだ未完成なのだ。

夕ごはん

花部会の懇親会で焼肉。

3 comments:

  1. こんばんは。

    手仕事;この場合は当てはまらないのですが、すごいですよねえ。

    つい先日、お客のおばさんが持っていた手提げかご・・・荷造り用の、平たい太い紐?っていうのかしら?それを、竹かご編みのようにして、小さめのバッグとおそろい。
    思わず、いーなー・・・・・

    私見ですが、自分の技術に自信、確信のある方は、自分の技術を伝えたいんだと思う。
    たとえば、アメリカ、日本を行き来して患者をいとわず手術する脳外科医の福島医師。
    彼も、後継者の育成にも、かなり力をいれられているようです。

    旭川日赤病院の上山医師も。

    頭がさがる思いです。

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  2. ほんとにできるひとって、出し惜しみしないよね。

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  3. >かず様、みかん様

    花田さんとお話していて感じたのは「利他」の強さかなあ。

    できるから、出し惜しみしないのか、出し惜しみしないから、できるようになるのか、いずれにせよ、見習いたい生き方です。

    おりひめ

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