
こどものころ、好きだったアニメに「ガンバの冒険」がある。ネズミのガンバが仲間とともに、ある島でイタチと闘うストーリーだったのだけど、原作は「冒険者たち」斉藤惇夫さん原作で、挿絵は動物の絵を書かせたらその精密さで右に出る者はいない!という薮内正幸さん。当時は、アニメのかわいいキャラを期待したら、あまりのリアルな絵で、とうとう原作は読まずに終っていました。最近、ひょんなことから読む機会があったんだけど、とってもワクワクする冒険もの。勇気を持つこと、ともだちを大切にすること、など小学生にぜひ読んでもらいたいなー。イタチの名前は「ノロイ」だったよねーなどと懐かしかったです。今になってみれば薮内さんの挿絵は、さすが!の迫力。
皆さんの中でも「ガンバ」に夢中になった人、「冒険者たち」を読んだことがある人がたくさんいらっしゃると思います。
で、この「冒険者たち」の舞台のモデルとなったのが八丈島。以前、この八丈島の国立公園内の「水海山」にゴミの最終処分場の建設が予定されている問題についてこのブログでもとりあげました。その後、先月の末に知り合い経由で処分場建設反対に動いている「水海山を守る会」の長田さんからのメールが届きました。以下、転載させていただきますね。
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お元気ですか。
今日の八丈島は、台風の影響もあり雨に。
台風20号は今晩、駆け足で通り過ぎていきそうですね。
今日は突然、申し訳ございません。
実は、ぜひ八丈島の現状を見て頂きたくメールさせて頂きました。
かねてから私たちが心配していました土壌の脆弱さが現実のもの
になりました。
先般の台風影響で、登龍峠から水海山間の都道が土砂崩れで
通行止めになり、更に都道から水海山間の道は、至る所で大きく
えぐられてしまいました。(添付ファイル4〜)
この様な状況の中、
環境省は、9月1日に特例の公示と意見募集の結果を示しました。
環境省は一組に対し、島民に対する説明不足を指摘。これを受けた
一組は、主だった意見について書面を広報にはさみ、島民への説明
としました。(添付ファイル・広報1〜3)
また合わせて「自然環境影響調査」の縦覧並びに意見書受付を
10月30日まで実施。島民への理解と協力を求めています。
一組は現在、これらの説明内容に関する不明な点、質問等について
応じるとともに、速やかな建設工事着手を訴えています。
池田こみちさんは、今回の環境省のパブコメ結果について
下記のように指摘しています。
http://eritokyo.jp/independent/ikeda-col1136.html
私たちは、「島を大切にしたい」
その想いで一杯です。
ほんの少しでもその思いをお届けできましたら幸いです。
この度は突然のメール、申し訳ございませんでした。
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ポイントは、「国立公園内」で「地盤が脆弱なところ」にゴミの処分場を作っていいの?という素朴なひとことに尽きると思います。
いろいろと心痛む出来事があふれる世界だし、日々の生活に追われる毎日ですよね。遠い八丈島のことはイメージしにくいし、反対、賛成とカンタンに白黒言える立場でもありません。「ガンバ」で育ったワタシとしては、自分にできることは何かなーと悶々とするくらいですけど。せめてこうして皆さんに現状をお伝えすることで、ちょっと免罪の気分です。
どういうわけか、メディア報道もほとんど見かけない問題なので、これからも機会があったら紹介していきますね。
「ガンバ」や「冒険者たち」では、それぞれの個性を生かしてガンバとその仲間が、巧みな話術で相手を翻弄する白イタチのノロイと死闘を繰り広げ、最後は知恵と勇気で、不可能と思われた戦いに勝利します。
長田さんとお仲間の運動は、「戦い」というものではないかもしれませんが、よい解決法が見つかることを祈っています!
★八丈島 水海山の緑と水を守る会
http://mizumiyama.blog14.fc2.com/
★「水海山の緑と水を守る会からのお知らせNO.4」(PDFファイルです)
http://8jogomisyobunjo.sakura.ne.jp/pdf/mizumiyama.pdf
夕ごはん
豚肉の焼肉風
長いもの千切り
カボチャ
コールラビの蒸し物
納豆
高野豆腐としめじのみそしる