2011-01-13

「糠に釘」

最低気温が、マイナス10℃だと、「あら、ちょっと寒さがゆるんだかも」って思うのは、やはりおかしいでしょうか???そんな一日でした〜。

冬休み レッスンも今日をいれて残り二日。英検組は、余裕なのか?今日ものんびりしてたなあ(汗)。

さて、冬休み中にちょっと気づいたこと。小学生用に用意した「ことわざカルタ」ですが、なんと、中学生でも怪しい子が続出。意味はもちろん、「こんな言葉聞いた事もない」というものがあってびっくり。「渡りに船」とか「気はこころ」、「足下に火がつく」などなど。一番のびっくりは「糠に釘」。「糠ってなあに?」が、ほぼ100%でした。米農家の子もいたんだけどねえ。糠を見た事がなかったら、そこに釘がずぼずぼ、、、のイメージすらわかないだろうな。

余談ですが、算数、数学を教えている同居人によると、今関わっている子の大半が「生活実感」が足りないように思えるそうです。五感をつかって「実感」したことが算数や数学の世界で「抽象化」するというプロセスがあれば、理解も早いのに、そのおおもとが乏しいので、とても苦労するケースが多いとのこと。

さて、「ことわざ」ですが、さらに観察してみると面白い結果が。どうやら、祖父母と同居していたり、行き来が多い子ほど、「ことわざ」に強い。意味もはいっているし、自分でイメージを膨らませて説明できる。これは、どういうことだろう?じーちゃん、ばーちゃんとの無駄話の中からいろんなことを吸収しているのかな?家族や本人が忙しくて、オトナとあんまりおしゃべりしていない環境の子は「なんのこっちゃ?」率が高いです。

「うちの子、勉強しないで困る〜!」の前に、家庭で、ばかばかしい無駄話、世間話でもだらだらとしているかどうか、が大切では?

もちろん、語彙の豊富さは、英語力にも直結するはず。中学生レベルの単語から卒業して高校レベルの抽象語をうまく租借できるかどうか、も日本語の語彙力が多い方が強いように思います。

私ができることは、レッスンの合間にせいぜい、おしゃべりにつきあうことかな〜。「気は心」。

それにしても、英検組の女子たちは、「糠に釘」なのか「柳に風」なのか??

夕ごはん

焼き鮭
チーズポテト
キムチ漬け
黒豆の甘煮
長いもすりおろし
納豆
大根のつけもの
あげとにらのみそしる

5 comments:

  1. 馬耳東風なのか。のれんに腕押しなのか。

    しかし、数学の理解に生活実感が必要だとは。。。。あたしに足りなかったのはそれか!?

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  2. 山女さま
    いえいえ、山女さんの数学理解力は、彼らに比べたら「天才」レベル。同居人曰く「中学までそこそこで,高校数学でつまづいた場合は『バカの壁』にぶちあたったことになる」とのこと。深ーい溝があるんだって。ぶちあたったからよくわからんが。

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  3. あっ!わたし、おもいっきり、バカの壁にぶち当たりました〜〜〜!未だに立ち直ってません(笑)やっぱり、バカはバカってことなんでしょうかあ?バカの壁にぶち当たる人と、そうじゃない人の違いはなんなんでしょうかあ?
    そうそう、最近みている海外ドラマで
    「ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル」
    http://tv.eiga.com/series/Numbers_1/
    ってのがあるのですが、けっこう、おもしろいです。

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  4. みかん様、あら、ここにも「バカ壁仲間」が。(^^)/違いは、どこに?DNAの配列レベルでは(笑)?私の生徒でとっても数学が得意な中学生女子。算数パズルもあっという間に解いちゃいます。「どうして、そんなにすぐわかるの〜?」って尋ねたら、「え?見たら閃く。」そうです。目の前にあるおまんじゅうがどうして見えないの?みたいに言われました。とほほ。

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  5. ギョボッ!(←のだめ風)やっぱ、DNA配列か〜、こりゃ、死ぬまで治らんね(笑)そろばんも習ってたのですが、大嫌いでした!読み上げ算は大得意!だったのですが、暗算はからっきしダメ。指先はよく動くけど、頭は動いてないってタイプなのね、きっと??いまどきのそろばんは、フラッシュ暗算って高度な技をやってるけど、すごいよね〜〜。同じ人間とは思えんよ。フラッシュ暗算のサイトにいって、ちょっと、お試ししてみたら、1桁の暗算で50%ぐらいの正解率でした、とほほ。

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