2007-12-18

「あなたの話は、なぜ『通じない』のか」

「膀胱炎」の彼女の具合は、まあまあ。寒い中、外に出て行くからだねー。今回は、ひさしぶりに本の紹介。「あなたの話はなぜ『通じない』のか」(山田ズーニー著 筑摩文庫)。多読関係のMLで紹介されていたものだが、著者は、高校生への論文指導を皮切りに、文章表現力や、コミュニケーション力に関しての著作も多い様子。なーんだ、よくあるハウツー物?と、思ったのだが、先のMLでの紹介文が印象的だったので読んでみた。ハウツーものの範疇におさまらない「熱い内容」の一冊だった。
人は、自分以上に見られても、自分以下に見られても、機能だけで部分的に切り取られても傷つく。それ以前に、外側だけで「おまえは何者か?」と値踏みされる行為自体に傷つく存在なのだとわかる。   そこには、「自分の内面に基づく、相手とのつながり」がないからだ。(p28)
この引用ではっきりしているとおり、著者は、「ほんとうに言いたい事」を伝えることが大切だと繰り返す。ただ、それを実行するには、「意見」と「なぜ」をはっきりさせることが必要である。この「意見」と「なぜ(意見の根拠)」がしっかりした話は、説得力を持つ。それを培うのは、「考える力」であると、さすがに理論明快。「正論は、なぜ人を動かさないのか」の章は、「先生稼業」の身としては,気をつけたいことばかり書いてあった。その他にも、冗長になりがちなメール文での注意など、「なるほどー。気をつけよう」とうなづきつつ読んだ。「書くことに時間をかけると読む側の時間は、少なくてすむ。」「情報は、配列が命」。

英語教室をはじめてから、毎月発行している通信をはじめ、「発信」「受信」する機会が増えた。自分が伝えたい事がどれだけ伝えられるのか、いつもヒヤヒヤしながら書いている。このブログもそうなんですけど。(笑)同時に、「受信」側としては、会った事もない人でも、その人の人柄が伝わってくることも多く、自分をふりかえって、またまたヒヤヒヤです。(恥)

今日で、「たねまき日記」(裏名「たまねぎ日記」)も6ヶ月です。いつも読んで下さっている皆さん、コメントをくださっている方々、ありがとうございます。(^^)


夕ごはん

キムチ鍋
おいなりさん、サバ寿司
焼き牡蠣
さきいかのフライ
バンバンジー
ギョウザ
お好み焼き

「花の生産部会」の反省会で。

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