2007-07-31
そよそよ
朝5時半から出荷の準備。種類別に花を並べて、箱詰めをする。キズ物がはいらないように最終チェックして、箱にいれて動かないようにテープで止めるのは,夫。私は,出来上がった箱に、品種名と、本数、サイズを書き込んで行く。箱詰めをせずに、出荷場に直接持って行って、他の生産者の皆さんと一緒に箱詰めするいわゆる「共選」品も、やはり数を確認してシートに包んで持って行く。時間の締め切りがあるから、結構忙しいのです。夫は、時間が迫って来ると、あれこれ指示や小言が多くなり、私は、言い返すとエネルギーと時間のムダなので、黙殺して従っているのだけど、我慢の限界になる瞬間も、、、、あります。はい。ここ数年ずいぶん減ったけど。
本日の例。
「おい!これまだラップがかかってないぞ!」
「(スイッチ・オン)今、やってます!(きっぱり)」
「そのきーきーした声出すのやめろ!」
「そっちがきーきーしてるからでしょっ!」
言っちゃってから、「ああ、つまんないことしたなあ」とは、思うんですけど(ちょっとだけ)。まだまだ修行不足、
昨日、注文がはいった白も無事に出荷。
夕方、涼しくなってからまた花を収穫。ずいぶん減って来たので「今日は、夜にあれやって、これやって、うふふ。」と算段しながら選別をしていると、除草のためのロータリーをかけていた夫がやってきた。
「風がおさまってきたからビニールかけるぞ。」
午後6時。今夜の予定は、キャンセルです。
おさまってきた風も、ちょうどハウスの天井にビニールをあげている最中、「そよそよ」とし始めた。ヒメジョオンが揺れている。「風に舞い上がるなんとか」って本のタイトルそのままですね〜。「鎮まれ〜。鎮まれ〜。」と、何故か息をとめてじっとしてしまう。お祈りが通じたのか、かなりめくれあがってねじくれていたビニールですが、天井からは落ちなかったので、ハウスの前後をおさえてからバンドで止めました。無事、作業終了。午後7時半。その後、花の選別を終えたのが午後9時。夫は、トラクターの部品の取り替えで10時まで仕事でした。お疲れさま。
夕ごはん
鳥のからあげ(キャベツの千切り、きゅうり、トマト添え)
アスパラ
糠漬け
納豆
長いもすりおろし
しじみのみそ汁
鳥の唐揚げは、下味をつける時にまずお酒だけで3時間。その後、醤油としょうがを加えて冷凍しておきました。揚げる直前にバジルの千切りを加えました。ひさしぶりに、ちょっと料理をした気分。
2007-07-30
注文
今朝は、無風。念願の 天井ビニール張り。久しぶりの晴天で、心もなんとなく浮き立つ。5時半からはじめて7時ごろには、ほぼ終了。と、お隣の小母さんが、野菜とシジミを届けてくれる。ありがたいです。午前中は、次に張るビニールの準備で終る。
昼寝をしていると、ピンポ〜ンと、お客様。農協の花卉担当のNさん。「明日の出荷で、白カラーの大量注文が世田谷の市場から来たのですが、どのくらい出せますか?」と聞きにきたのです。我が家の白カラーもそろそろ終了気味で、そんなにたくさんは出せないのですが、、、、まあ、あるだけ出します。
花の出荷で面白い(?)のは、需給の関係がはっきりしていること。どんなにカンペキな花でも、供給数が多かったら値段がつかない。反対に、市場側がのどから手を出しても欲しいような時は、かなり「?」な状態の花でも喜んで高値をつけてくれる。
生産者には、栽培技術と同じくらい、出荷時期の調整技術も必要なのです。、、、我が家の場合、かなり天候に左右されておりますが。
夕方、私は、花の収穫。夫は、草刈り。刈られたばかりの草の香りがなんとも気持ちいい。ああ、夏だなって思います。
作業を終えた空には、まあ、驚くような月。満月?なるほど選挙明けの今日、この国の人々の心が、なんとなくざわついているように思えます。今、皆さんの頭上には、どんな空が広がっていますか?
夕ごはん
目玉焼き
キャベツとピーマンの炒め物
アスパラ
糠漬け
納豆
長いもすりおろし
しじみのみそ汁
今日は「土用の丑」の日。当地では、「土用しじみ」といって、しじみを食する習慣があるそうです。
2007-07-29
Feel your breeze
出荷の日。花の数を数えて、束にしたり箱詰めしたりして、いよいよ夫が出荷場に行くぞ、という時になって、「あれ?一台じゃ無理だ。」起き抜けの顔のままの私は、慌てて家に戻り、着替えて夫の軽トラの後について箱詰めした花を乗用車に積んで、出荷場に。午前7時のことです。霧雨でした。
昨日は気づかなかったが、ほんとうにあちこちの畑で麦が倒れている。例年だと、もうコンバインがあちこちで動いている時期なのに、「小麦色」にさえなっていない青いまま倒れている。こうなると、収穫しても品質が落ちてしまい麦を栽培している農家にとっては、かなりの痛手。さらに、今日も寒い一日。最高気温で15℃くらいでは?カボチャや豆の生育も遅れている。一体、これからどんな夏になるのだろう?
選挙の日。
どこかの党の参議院幹事長の落選が確定したそうで。「山」が動いた?
いいえ、何十年も事情で選挙に行けなかった人が、今回は投票がかなったとの知らせをうけた私には、「爽やかな風」が吹いたように思えます。雷も鳴っちゃうかも。
明日も早いけど、今夜は、選挙速報見ちゃいます。
夕ごはん
水餃子
納豆
糠漬け
ひじきと大豆の煮物
あげとほうれんそうのみそ汁
作業が8時で終ったので、ひさしぶりに家でごはん。(あ?昨日もでした。)水餃子は、冷凍しておいたもの
2007-07-28
雨降り
今朝は、6時から花の収穫。おとなの方の英語クラスがふたつあるからその前にできるだけ。天候は雨。今年の雨の降り方は、ほんとうにおかしい。先日の土砂降りで、収穫前の麦や、タマネギに被害が出ているそうだ。
多読を順調に進めていらっしゃるAさんが先週借りた本は"Princess smartypants(YL3.0 370語)"これは私が15年くらい前に出会って、当時恋愛問題に悩んでいた友人たちに配って歩いた本。「あなたが,悪いんじゃないよ〜。こういう生き方もどう?」という気持ちをこめて。懐かしいです。「カエルの王子さま」のパロディ。だけど「かぐや姫」っぽくもあって、イギリス人だという著者のBabete Cole がかぐや姫を知っていたかどうか興味を惹きます。告白すると、今見ると、この本に興奮していた私は若かったな〜と思う。(今でも大好きな本ですが)
同じ著者で「シンデレラ」が男だったら?というストーリーもあります。。。。
今日お会いしたB さん、今夜、湖畔で開かれる花火大会に備えて会場にテントを張って準備してきたそうで。ところが、夜になってもやまない雨。どうしたかな?
Bさんのふたりのお子さんは、BB カードの英語クラスの生徒さん。「夏休み、どうしてますか?」と尋ねたら、「ふたりでCDを聞いて、どちらがフレーズを早く言えるか競争してる」そうだ。夏休み明けが楽しみ。こういう風におうちでゲーム感覚で遊んでくれるとセンセイは、とてもラクです。
毎年、花の出荷ラッシュで音だけ聞いてる花火大会。今夜の仕事は早めに終ったけど、音もきこえない。中止になったら、用意した花火ってどうなるんでしょう?
夕ごはん
うな丼
糠漬け
ブロッコリ
うな丼は、レトルトのうなぎで。日本産です。「ての字」。
2007-07-27
甘かった。。。。
今日は、11時まで作業。 「一段落」で気がぬけたせい? 朝は4時半に起床して、風の有無をチェック。。。。。そよそよで、またビニール張りは断念。植え付け時期が遅れるのがちょっと心配だが、ま、なんとかなるでしょう!午前中は大豆畑の草取り。(畑というほど大きくない。)今日は、蒸し暑くて、立ち上がったらクラクラした。昼寝をしたら、寝過ごしてしまった。「どうして、起こさないのよ〜!」と、夫をなじるが、「あまりに恐ろしい顔をして寝ていたので起こせなかった」そうです。実は、「何かの選挙の候補がうちの作業場で、いきなり演説を始めて、憤慨して怒鳴る」という夢を見ていたんです。その候補の取り巻きが「うちだって、ギリギリなんだ!」とケンカ腰。候補ご自身は、うずくまっていらっしゃいました。どなただったんでしょうか?ギリギリならば、「人がいるところ」で演説すればいいのに、、、、あ、夢の話ですから。
「一段落」でほっとして気が緩んだのかな?夫には、「夜更かししてテレビを見ているからだ」と釘をさされる。確かに昨夜は、夜中に「トンカツ食べ比べ」の番組なんかを見てしまった。
今、カラーの花が咲いているハウスが5棟。黙々と収穫していると、一体どこのハウスを歩いているのかがわからなくなる。毎日同じことの繰り返しだから。で、また花の数が少し増えて来た。丈も長くなってきたので、重い。
うーん、疲れてきたかな?私。夜になっても蒸し暑い。蚊にひさしぶりにさされた。ヨモギのはっぱをこすって患部に塗るとかゆみも腫れもひくのです。
北見でまたまた断水。数日前の大雨で浄水場に濁り水が発生。一ヶ月前も同じことがありました。ここ数年、雨の降り方がおかしい。
「上弦の月」を楽しみにしていたのに、今夜の月はすでにふとっちょさんでした。残念。
夕ごはん
のり弁
肉いり卵焼き
ブロッコリ
糠漬け
卵焼きにいれた肉は、いためて味付けをして冷凍しておいたもの。
2007-07-26
一段落
朝5時半から出荷の準備。今日は1000本ちょっと。7時前に夫を見送ってから、家事をすることにする。(大豆畑の草取りも気になるところだが)洗濯、掃除、床をふいたり、古新聞を片付けたり。ここのところ掃除もろくにしていなかったので、なんだか気持ちいい。一番の問題は、私の机の上。どれかひとつバランスを崩したら大雪崩になりそう、、、なので、手がつけられない。本、書類、ノート。届いた封書。。。バッグ。皆さんどうやって整理をしてるのだろう。
午後は、一時間ほど昼寝をした。夕方から収穫。午後8時半には終了。花のピークも過ぎた様子。今度は、植え付けが待っている。3棟分。
明日の朝はビニールを張れるかな?
ちょっと気になっているニュースは、トヨタなどの自動車生産は、再開したのか?ということ。柏崎の地震で部品工場が被害を受けた影響で自動車工場も休んでいると聞いた。実は、「メタボラ」で派遣社員の若ものたちが、東京からバスに乗せられて連れて行かれたのが「柏崎の部品工場」という設定だった。派遣の人たちって、工場が動かなかったら収入にならないのでは?そういうニュースは流れませんね。
早く仕事が終わったので、図書館から借りて来た「おしゃれ工房」を眺める。半幅の帯を改造するやり方が出ている。私にもできるかな?少し落ちついたら、英語教室のことも気になって来た。すっかり頭からぬけちゃっている。。。切り替えないといけません。
煙突の鳥たちは、ほんとうに引っ越したみたいです。めでたし。
夕ごはん(お弁当)
梅干しごはん
豚肉とキャベツの炒め物
ほうれんそうのおひたし
糠漬け
豚肉の炒めものの味付けは、焼き肉のタレでカンタンに済ませた。
2007-07-25
バタバタ、トントン
早朝4時半に起床。外の様子を伺う。風が吹いていなかったらハウスに天井ビニールをかける予定だったが、そよそよと揺れる木を見て断念。100坪の大きさのハウスにふたりでビニールをかけるには、風が大敵なのです。
カラーもブロッコリも急成長ということは、当然雑草も育ち盛り。カラーの方が少し落ちついたので、ネギの草取りと土寄せをする。大豆畑でなぜか発芽せずに空いてしまった隙間に、昨日、届けられたブロッコリの苗を20本ほど植える。最近、ブロッコリを栽培する農家が増えてきた。価格が安定していることと,早朝にしか収穫できないので、逆に仕事がしやすいそうだ。
お風呂場の煙突に、まだ鳥がやってくる。バタバタと音がきこえたら、慌てて煙突をトントンと叩いて追い払う。しばらくするとまたバタバタ。。。。。トントン。。。バタバタ。。。トントン。これを繰り返していたら夫が「鳥のピンポンダッシュだな」。そんなこと言ってないで煙突の中、調べて下さい!。。。。調べた結果、驚いた!ほんとに巣作りしていたみたい。たくさん小枝や葉っぱが出て来た。
数日前には、カラーの花がカラスにつつかれていた。こんなことは今までなかった。ほんとうに今年は「鳥」にご縁があるようで。もしかしたら、近隣のカラマツが昨年ずいぶん伐採されてしまったから?住処を追われているのかも。
忙しくて最近ご無沙汰してしまった実家へファックスでご機嫌伺い。都会生活の両親と、私とでは、生活時間に時差がありすぎて電話連絡はしにくいのです。折り返し母から届いた返信には、「このあいだの日曜日は、お客さんが8人いらして賑やかだったけど、おもてなしでとても疲れた」とある。お客さんは、奈良から東京まで私の祖母のお見舞いにいらしたそうだ。。祖母は105歳。春先から、嚥下障害になり点滴が離せない。それをきいて、祖母の甥っ子にあたる一家が「お見舞い」とのこと。介護している母にしてみたら、ありがたいのと同時に、祖母の世話とおもてなしで、ストレスがかなりかかったことだろう。「もう何十年も音信不通だったのに」と、かなり愚痴気味でした。
「お見舞い」って難しいなあと思いました。
花の方は、少し落ちついて来た。今日も9時半に終了。これからサッカー応援するぞ!
夕ごはん(お弁当)
のり弁
たまごやき
ウインナいため
糠漬け
ブロッコリ
卵焼きには、お昼ごはんの冷やしうどんの薬味の残り(しょうが、ネギ、大葉)をいれました。
2007-07-24
臨界点
なんと!今日は夜10時前に終了!(涙)ふー。
今朝は1,500本くらい出荷した。軽トラに載せきらなかったので、はみだした分を私も乗用車で運んだ。久しぶりの出荷場。
百合の栽培をしているYさんが、呆然とたたずんでいた。「おはようございます」と挨拶をすると、ぼーっと顔をこちらに向けて、ひと言。
「。。。。疲れたね。。。。。」で、口のはしっこで笑み。
百合の出荷がはじまると、栽培農家は、1週間は寝ることができないというウワサである。夜中の2時から収穫をして,選別。花が一輪でも咲いてしまったら出荷ができないから時間との戦いである。
Yさん、もう臨界状態なのかも。たくさん百合を作っているからきっと2週間は寝ていないだろう。
我が家もかなり緊迫した状態で、家の中は、ごちゃごちゃ。洗濯ものもたまっている。(ブログ書いていないで家事にいそしむべきである。)アインシュタイン並みの睡眠時間が必要な夫はみるみる痩せて来た。
もうちょっとの辛抱である。(はずである)
夕ごはん(お弁当を作って作業場で食べた)
のり弁
浅羽カレイの煮付け
糠漬け
ブロッコリ
物々交換
昨日の話から。花がピークを迎えると、当然「規格外品」も多く出て来る。長さが足りないのや、ちょこっと虫喰いや、花びらが切れちゃったの。
。。。もったいない。ので、今朝は、花好きのAさんにお届けする。「あらー!ちょうどいいところに!」と、メロンを頂く。いや、そんなつもりでは。。。。嬉しいけど。
午前中は、前夜に処理しきれなかった花の整理。長さごとに分けて、5本ずつ束にして結束テープで縛る。夫がさらにチェックして、ラップをかける。作業場の中は、かなりの温度で蒸し暑い。花は、暑さに弱いので少しずつ水から出しての作業です。と、そこの軽トラが。。。。同じ地区のBさん。大きなブロッコリーを持っている。「いや〜。出荷できないからさ〜。食べてよ〜。」
そうなのだ。カラーが急に咲き出すということは、気温が高くなってきたということで、他の作物も急成長。Bさん曰くブロッコリは、直径12センチが規格と決まっていてそれ以上の大きさは、出荷できないそうだ。ここにも登場「規格外」。
「ええ?立派で美味しそうじゃないー。これ、直売所とかに持ってったら町の人たち喜ぶよ〜。」
「そうなんだけどさ〜。農協に出荷するので手一杯。もう、今朝も大汗さ〜。だから、近所の人に配ってんのさ〜。」
と、言いつつ嬉しそうなBさん。農家は、出荷してなんぼだもんね。急に気温があがったから、見る間に大きくなってるという。「収穫しながらも大きくなっていくのが見えるようだ」とのこと。なんとなくわかるな〜。その感覚。
というわけで、我が家の「規格外」をお礼にお持ち帰りいただきました。
夕方、ものすごい夕立。北見では、一時間に100ミリだとか。また浄水場の水が濁って断水。我が家の近辺では一時間に50ミリくらい。それは、「怒られているような降り方」と気象予報士の人がいつぞや言っていたけど、その通りでした。ごめんなさい、神様、という降りでした。
作業を聞きながら聞いていたラジオで「新・はなしの泉」というのをやっていた。立川談志、かっこいいな〜。「知性がある人」って私の中では、あんな人。演者のおじさんたちも「へえ〜?やるじゃん」と思わせる教養をご披露していて久しぶりに面白い番組を見つけた気がした。
作業は11時半まで。
夕ごはん(お弁当)
のり弁
サンマの梅干し煮
ひじきと大豆の煮物
ブロッコリ
糠漬け
2007-07-23
突然
2007-07-21
ひさしぶり
あれ?いつの間にこんな時間。信じられない。。。まだ大切なメールを送らなければいけないというのに。。。。。
今日は朝6時から花の収穫。というのも午後におとなの方の英語レッスンが控えているので早めに仕事を終らせるため。昨日は、穫っても穫っても、まだ続く花の列だったのだけど今日は、その分落ちついていた。ふー。
午後、滞っていた支払いに郵便局へ。送りたいものもあったんだけど土曜日は休み。以前は「時間外受付」があったのにね。不便です。「時間外受付」がなくなったのを知らない様子で、私がいる間も何人もやってきては憮然として帰っていった。
レッスンでは、soとbecauseの使い方の違いが腑に落ちていなかったKさん。あれこれ例をあげて会話をしていくうちに Oh! I got it!この感覚大事だろう。
テキストでは、Fortunately とUnfortunatelyを繰り返して物語を作っていくトピックが面白かった。レッスンをはじめて一年弱。ずいぶん話が膨らむようになってきた。
続いて W夫妻が久しぶりにいらっしゃる。一ヶ月ほどお忙しかったので休んでいた多読レッスン(レッスンとはいっても、本を選んで借りるだけ)。「私たち、どのくらい読んだのかしら〜。ってこの間ふと思って。。。」語数の累計を改めて確認したそうだ。二人とも「2万語くらいかな〜」という印象だったそうだが、実は12万語。で、「あらー?そんなに読んでるのね〜」と、嬉しくなったそうだ。
私も嬉しいです。
ひさしぶりに夫以外の人と会話をした。のどが乾いた。
夕方、花穫りの続き。で、なんと!夜7時に終了!!このピーク時にこの快挙!例年午前様なんですよ〜。何か神様の啓示かも。ということで「相方」はサッカーをゆっくり見てました。川口、さすがだ。男だ。
明日は朝5時半から出荷準備です。
夕ごはん
麻婆豆腐
糠漬け
ひじきと大豆の煮物
しめじとにらのみそ汁
「ひき肉の素(にんにく、しょうがと肉の炒め物に豆板醤で味付けしたもの)」を冷凍したものを使う。納豆も切れた。明日は買い出しだ。
2007-07-20
今日も花と過ごす
うーん。今日は一日中カラーとにらめっこだった。いくら綺麗な花でも段々感覚がマヒしてきて「綺麗だな〜」と思えなくなってくる。毎年のことなのだが。今日あたりその兆候あり。涼しかったので午前中から花を収穫。夫は水やりで忙しいので、午後もずっとひとりで花をとって、サイズ別に並べて、キズの有無を調べて、5本束にしてまとめて、、、というのを延々やっていた。
それでも終ったのは夜の8時半。やっぱりピークなんだと思う。いろいろ書きたいことはあるけど、私の戯れ言より、夕方見えた(そうだ。私は、作業場の中)虹をご紹介します。
夕ごはん
水餃子
糠漬け(キャベツ、きゅうり、大根、アスパラ)
納豆
大豆とひじきの煮物
ジャガイモとスナップエンドウのみそ汁
冷凍してあった水餃子。その隣に大豆とひじきの煮物もあったのを発見。
2007-07-19
これから夕ごはん
今朝の出荷本数は800本くらい。1000本くらいまでならまあ、ふーふー言いながらでもこなせる。多すぎても値崩れするし。これくらいでダラダラいくといいんだけど。
お風呂場の煙突が数日前から賑やか。鳥のつがいが巣づくりしようとしているらしい。今年は、鳥に縁があるなー。そこで「やきとり」は勘弁なので、叩いて追い出す。
で、夕方から始めた花の収穫と整理は、結局9時半まで。ということでこれからごはんです。お弁当より、やっぱり仕事が終ったあとゆっくり食べたいという同居人の希望。そうだね。できるまでそうしましょう。
「報道ステーション」で飾られている花の中に、我が家から巣立って行ったこどもたちがいるそうです。
写真は、ビーツのこども。(砂糖だいこんじゃあないよ)
夕ごはん
目玉焼き
糠漬け(キャベツ、にんじん、大根、ラディシュ、アスパラ)
納豆
あげと若布のみそ汁
2007-07-18
ピーク到来?
今、夕ごはんを食べ終えたところ。花の選別が終ったのは午後9時でした。それからごはんの支度、夕食。後片付けで今の時間。うーん、やっぱりお弁当にするべき?
本州の市場から花の規格に関して新たな注文。それに従うと、現行で出荷できていた小さめのサイズが出荷できなくなりそう。花部会全体としては痛手です。我が家にとっても痛手です。。。。今後の対応課題。花の生産者となってまだわずか7年だけど、当時と今では市場の動向もずいぶん違う。以前は札幌の市場にほとんどが送られていたのだけど今では世田谷市場が中心。花屋さんの好みも変わって来ている。花はちょっと特殊ではあるけど農産物。パリコレのようにすぐに対応するのは難しいんですけどねー。そんなこと言ってられないのが現実です。
「乗り越えられない試練はない」ということで、なんとかなる。なんとかする。
夜9時にみあげた空は、満天の星でした。天の川もくっきり。
柏崎の原発のその後。驚く気も失せるほどです。
夕ごはん
豚肉の生姜焼き
糠漬け(キャベツ、にんじん、大根、アスパラ)
納豆
長いもすりおろし
揚げとニラのみそしる
ただでさえワンパターンの食卓がさらにモノトーン化しつつある。
2007-07-17
嬉しいこと
あれ?もうこんな時間、、なのに洗濯機はまだ回っている。。。。。昨日書いたように花の出荷は、例年より落ちついたペース。お弁当もまだ作ってない。それなのにー??「灰色の男」が忍び寄っているのかな?
落ちついているとはいえ、ピークはピークなのと日曜日に出さなかった分があるので朝の出荷準備は大忙し。その後、郵便局に手紙や小包を出しに行く。その中には知人に送る生理用の布ナプキンもはいっている。
最近気づいたこと。私はどんな時に「嬉しい」か?というと、人に何かを紹介したりお手伝いして、喜ばれた時が一番嬉しいみたいだ。布ナプキンで喜んでもらえることが結構あって、そんな時は,心から「ああ、よかったなー」としみじみする。これは、悪化の一途を辿っている環境問題に対して、私でができる「ハチドリのひとしずく」でもあるのです。
布ナプキンについては、http://www.lohasworld.jp/hajimete/nap/(コピペでどうぞ)
地震後の柏崎では衛生面で大きな問題がある様子。台風後の九州だってニュースにならないけどきっと大変なことだと思う。自然に対して人間は,無力です。「想定外」の地震だって起きるんです。「想定」は、「想定」で「現実」ではないから。「絶対安全」な「発電所」ってありえるんでしょうか?
夕ごはん
秋刀魚の塩焼き
糠漬け
納豆
高野豆腐とニラのみそ汁
2007-07-16
不調
快晴。朝6時前にハウスを開けに行ったら、カラスが3羽、ハウスのてっぺんで「悪いオーラ」を漂わせている。子育て中で気がたっているらしい。危うく狙われそうになる。怖い怖い。またどこかでヒバリのひなが飛び立ったようで「ピーヤ。。。。ピーヤ」が響いている。
午前中は、秋の収穫用のハウスにビニールをかける準備。天井にはるビニールをおさえるバンドを杭に結びつける。75本×2棟。で結構時間がかかる。ラディッシュを収穫。
今年は、どうもペースがつかめない。「収穫ラッシュ」がない(いまのところ)。低めの気温が続いているのと、植え付け時期がうまくずれたので各ハウスでピークが重ならない。ラクはラクなのだけど、なんかね。調子が出ません。調子が出ないのは、私だけじゃなくって、我が家のテレビも不調。視聴可能なチャンネルが減って来ている。テレビのスイッチは、一年くらい前から故障しているのでビデオ経由で見ている。そのビデオも怪しくなってきた。 最近は、私がテレビの前を歩くと画像が切れたりする。うーん。いつまで持つかな?我が家でテレビがなくなって一番打撃を受けるのは、、、誰でしょうか?
今日も作業が終ったのは8時半。お弁当にしなかったのは、「サッカー観戦」を「同僚」が希望したからです。。。。。
新潟で大地震。被害にあわれた方のことを思うと胸が痛みます。
夕ごはん
カレー
糠漬け(大根、人参、アスパラ、キャベツ)
アスパラ
カレーは、弟から届いた「お台場カレー」というレトルトでした。
2007-07-15
野球の日
本州の暴風雨が信じられないくらいの青空。午前中は出荷やその片付けでバタバタ。出荷から帰ってきた夫によると、本州の市場から、花まとめ方について細かい注文がきているらしい。札幌の市場からは、ほとんど来ないような注文で(花の大きさを細かく揃えてほしい。長さも同じ規格内で大小をさらに分けてほしいなど。)北海道は、やっぱりおおらかなのかな?
午後は、2時からラジオで高校野球。北北海道大会に初出場を果たした地元校の試合を聞く。そして、なんとテレビでは、「木更津キャッツアイ日本シリーズ」をやっている。うーん、本日「野球の日」なのか?
地元校は、残念ながら0−4で敗退。
「日本シリーズ」はチラリとしか見られなかったが、やっぱりあの表情の「揺れ」というか豊かさは、ただもんじゃない。美形とかハンサムとか演技力とか、そういう範疇でくくれない凄さを感じる。
花の作業8時頃まで。気温があがって花芽が増えている。明日は、夕ごはんは、お弁当になりそうだ。
日曜日は、毎回うまくまとまらない日記になってしまいます。どうしてだろう?
夕ごはん
野菜あんかけ焼きそば
糠漬け
アスパラ
なんと!アスパラ復活。例によって頂きものです。野菜あんかけは、手許にあった野菜(白菜、にんじん、ピーマン、ニラ、スナップエンドウ)に戻した干し椎茸、しょうがのみじん切りに豚バラ肉を20グラムくらいいれて炒め、酒、オイスターソースと豆鼓醤で味付け。椎茸のもどし汁をいれて煮込み、水とき片栗粉を加えてできあがり。中華スープの素なんか使わなくても美味しいよ。
2007-07-14
北上中
ひさーしぶりの太陽!青空!風はちょっと冷たいけど爽やかな夏が戻って来た。ところが,お昼に農協から電話が。北上中の台風の影響で、明日本州へ向かう飛行機がキャンセルになりそう。それに伴い出荷量を調整してくれないかとの相談。収穫した花は、冷蔵庫に保存するのでなんとかなるのだが、いや、するのだが、こんなにいい天気なのにねー。
テレビではものすごい暴風雨。今、不安な思いをしながら過ごしている人がたくさんいるんだと思うとつらくなる。
午後は英語のプライベートレッスン。Headway というテキストを使っているのだが、今日のトピックは ”Annoying habits(イヤなクセ)" と" Successful conversation(会話をはずませるコツ)”。 前者では、「あなたの周囲にいる人のイヤなクセはどんなもの?」というテーマで話し合う。ラジオ番組で募集しそうな話題だなー。「会話のはずませるコツ」では、盛り上がらなかった会話と、大変たのしそうな会話を比較して、どこが違うか検討する。ポイントは、1)はい/いいえで会話を終らせない。必ず質問を返す。2)興味を持って聞いているという態度を示す。3)新しいコメントを必ず付け加えて話を膨らませる。だそうで。会話上手の例にあがっていたセルジオくんは、コメントが長過ぎてちょっとうっとうしかったけど。
このテキストは、トピックの選択が今の生徒さんとちょうどいいみたい。いつもたのしく会話ができる。
夕方帰宅して花の収穫。で、結局8時半ぐらいまで。夫は、その後片付け。私は、お風呂をわかして夕ごはんの支度。支度しながら、「トヨタのカイゼンのようだ」としみじみ思うくらいテキパキと動く自分にびっくり。こうなるとムダを省きたくなって、「いかに能率よく動くか」に快感を覚えてしまいます。入浴して食べ終わって片付けたのがちょっと前です。
夕ごはん
目玉焼き
スナップエンドウのソテー
糠漬け
納豆
長いもおろし
しめじ、揚げ、ニラのみそ汁
2007-07-13
カイゼン
今朝も、「ピーヤ、、、ピーヤ、、、ピーヤ」は、続く。成鳥なら、「ピャピャピャピャピャ」で、あっという間に見えなくなるくらいの高さまで飛び続けるんだけど、「ピーヤ、、、、ピーヤ、、ピーヤ」は、ハウスのてっぺんのちょっと上くらいでフラフラしている。。。大丈夫かなー。
まともに太陽が照らない日が一週間続いている。ネギも植えたままの大きさをキープ。ニンジンもビーツもかわいいまま。米農家にしてみたら今が一番大事な時期だそうで、気が気じゃない様子。うちのカボチャも縮こまっている。
この低温注意報が出る寒さ,花の収穫作業をする身にとっては、実はありがたい。気温が高かったら夕方涼しくなるのを待たないと収穫できない。それが午後すぐに収穫できるので、夕方には作業が終る。これが午後4時から作業開始となると、単純に考えても午後8時、9時までかかる計算。
数年前には、午前2時まで作業していたという思い出したくない記録も残っている(ちょうど、今頃の話)。
そんなわけで、テレビを見ながら夕ごはん。NHKで、北海道の部品工場がトヨタと取引をするための「カイゼン」について特集していた。九州が50%強、東北が30%強、地元のトヨタに納品しているのに対して、北海道では、わずか数%。それにどう対応して受注率をあげるか?がテーマ。トヨタの「基準」に「合格」するための「カイゼン」のあれこれは、息がつまりそうだった。「部品を持つ手を一定にすることで一連の作業から3秒削減」「動きを能率的にするために機械の配置を変える」「時間ごとのノルマを決めて、達成できなかった時は、その理由を各自が書き出す」など。ストップウオッチを持って、「さらなるカイゼンポイント」を探し出すトヨタの社員は、ミヒャエル・エンデの「モモ」に出て来る「灰色の男」みたいだった。「コストダウンして品質アップしたら取引してあげるよ。」というのは、「安く部品を売ってくれ」ってことだろう。
「経営」というのは、そういうことなのだろうけど、あの形での能率追求は、病気になる人が増えるやり方のように思えた。そして、「メタボラ」で描写されていた下請けの工場で一日のノルマをひたすらこなすだけの毎日に心を崩していく若者の姿がだぶった。見本にあげられていた愛知の部品工場への「派遣」のチラシは、ここら辺でもよく見かける。「コストダウン」が、「メルトダウン」にならないという保証はあるのか?
なーんて、偉そうな私ですが、かつては、「ノーリツ的にショッピングモールの中を歩いて買い物を最短時間で済ませる方法」を披露して、友人にあきれられた過去があります。
夕ごはん
ニンニクの茎と豚ばら炒め
ブロッコリ
糠漬け
塩らっきょう
秋刀魚の梅干し煮
納豆
長いもすりおろし
高野豆腐とスナップえんどうのみそしる
ニンニクの茎、そろそろ全部収穫しないといけない。冷凍保存しようか?いただきもののスナップエンドウ。どうやって食べるのがいいのかな?
2007-07-12
タイミング
今朝、出荷に行く夫を送り出してからヒバリ兄弟の様子を伺いにいった。すると、頭上から、「ピヤ、ピヤ」とヒバリの声。「ん?なんだかへたっぴかも?(←思い込み)」と思いつつ巣をのぞくと、、、「巣」がない。崩壊状態。で、「巣」の残骸に一羽のヒバリがうずくまっている。きっと末っ子だろう(←更なる思い込み)」。で、頭上では相変わらず「ピヤ、ピヤ」。これは、きっと兄や姉が「早く起きなさいよー!置いてくぞ!」って促しているんだろう(←妄想に近づく)。
ということで、旅立ちです。
昨日までほんとにギューギュー詰めにおしくらまんじゅうをしていた兄弟たち。一体、どうやって「旅立つ」タイミングを決めるんだろう。
エサを運んでくれた父と母が、「もう、自分たちのことは、自分たちでしなさいよ!」と、育児から卒業していなくなり、「腹減ったなー。仕方ないから、メシ探しにいくか。よっこらしょ。」
なのか?
おしくらまんじゅうをしながら、「こんな狭いところに一生閉じ込められるのは、ごめんだ!オレは、広い世界を放浪するぞ!バタバタ。」
なのか?
「あの空の上から下を眺めたら、世界は平和に見えるのかなあ?」(某映画主人公のセリフ)
なのか?
「あのねー、なんだかねー、声がきこえるの。ココニイチャイケナイッ!て。」
なのか?
そして,その時、何のためらいもなく飛び立つのか?後ろを振り返ったりしないのか?
午後、再び「残骸」を覗いたら、末っ子もいなくなっていた。頭上の「ピヤピヤ」は、しばらく私を追いかけていた(←ほんとに妄想)。
夕ごはん
春巻き
糠漬け
納豆
長いもおろし
秋刀魚の梅干し煮
揚げとスナップエンドウ、若布のみそ汁
春巻きの具は、ニンジン、ピーマン、キャベツ、春雨、干し椎茸。昨日大さじ1残った餃子のタネも混ぜた。
2007-07-11
「メタボラ」
いつまで続く,低温状態。今日も薄ら寒い一日。午前中は、多忙期に備えてギョウザを作って冷凍。テレビではMLBのオールスターをやっていた。試合前のセレモニーでメイヤーさん(?)という史上に残る名選手を讃えるイベントがあった。その演出が意外に洗練されていてびっくり。球場全体に、かつての大選手に対する「リスペクト」があふれていて、派手すぎず、地味すぎず。アメリカでの「野球」の位置がうかがえる。こういうのを見ると、「全米チャンピオン」を決めるシリーズを臆面もなく「ワールド・シリーズ」と言い切ってしまうのも仕方ないかな、と思った(ちょっとだけ)。
ヒバリ兄弟は、、、、、巣からはみでるくらいの大きさ。ほとんど成鳥ですね。正直いって、、、、かわいくなくなってる。。。。明日あたり旅立ちでしょう。
昨日読み終えた本、桐野夏生の最新作「メタボラ」。朝日新聞の連載小説だったそうだ。実は、ずいぶん前に図書館から借りていたんだけど帯の宣伝文が、「破壊されつくした僕たちは、<自分殺し>の旅にでる。」とあって、<自分殺し>を<自分探し>って読み間違っていました。それで、「イマドキ、これはどうだろう?」とちょっと食指が動かなかったのだけど、返却日もとうに過ぎたので読み始めた。
前作「魂萌え!」でがっかりしたのも読み始めなかった原因のひとつ。
で、「メタボラ」。
わたしは、好きです。これはですねー。いろんなテーマが重なり合っているけど、わたしは、「すれ違いの純愛小説」だと思う。世界のまんなかから叫んだりは、絶対しない「純愛」です。
ネタバレにならない程度に内容を紹介すると、ストーリーは、20代と思われる「僕」が漆黒の闇に包まれた森の中をさまようシーンから始まる。「僕」は記憶喪失。過去がない人間。その森の中で、「アキンツ」と出会う。「アキンツ」は、実家のある宮古島を離れたばかり。「僕」は、「アキンツ」から「ギンジ」という名前をもらい、「アキンツ」は「ジェイク」と名乗ることにして、ふたりの「新しい人生」が始まる。(この「なまえ」の獲得の物語って、ゲド戦記を彷彿とさせる。)
舞台は、沖縄。
前半部分は、「僕(ギンジ)」が、他人の捨てたペットボトルに水道水をつめこんだものが唯一の財産というところからはじまり、どうやってサバイブしていくかのRPGのような展開。新しいアイテム(服、タオル、歯ブラシなど)を手にいれ、出会う人々とうっすらとした関係を積み重ね、どうやって「ギンジ」として「再生」していくかのストーリー。そして「アキンツ(ジェイク)」も「僕」と別れて「ジェイク」に変身していく。後半には、「僕」の過去も明らかになり、そしてラストは、哀しみにあふれている。「純愛」だよ。絶対。
今までの桐野作品のような「グロテスクなんだけど妙に爽快感のあるラスト」とはちょっと違う。タイトルの「メタボラ」は「新陳代謝」の意味もあるそうで、桐野夏生も「僕」や「アキンツ」のように日々変わっているんだろう。
その他の登場人物も、「愛、平和、自由、エコ」をうたう「パラダイス・マニア」というコミュニティだかリゾートだかあやしい会を主宰する「イズム」という男(このネーミングに、作者の「毒」が感じられるでしょう?)が現れたり、格安のゲストハウスを経営する元バックパッカーで、選挙に立候補しようとする「ナイチャー(内地人)やら、ホストクラブの店長やら。
どうして、こう「ああ、こういう人たちいそう、いそう!」と思えるのだろう。それは、きっと作者の綿密なリサーチの結果だろう。
「僕」は、はじめから「過去がない(=足場がない)人間」という設定だが、登場する人々は、バックパッカー、フリーター、ニート。足場がなくフワフワと浮遊する若者が中心。派遣労働の過酷な実態もノンフィクションのように緻密に描かれている。(これが、「朝日新聞」の連載っぽいなーって思いました。)彼らの日々は、まさに「新陳代謝」の繰り返し。「僕」も「アキンツ」も一日、一日で全く別人のように出来事に反応している。そうするしか生きる道がないから。
浮遊するしかない若者の上にのっかっているのが、「イズム」のようにペラペラと「言葉」で支配する人々。また、この「言葉」がうすっぺらーい。(ちなみに、昨日の本屋でびっくりしたこと。「イズム」のモデルがいたんですねー。小さい町の本屋にコーナーまでできてた。「高橋歩(アユムですよ!)」若者のカリスマだそうです。「世界放浪のススメ」みたいな本を自分の出版社からいくつも出している。20年前のわたしだったらうっかり崇拝しちゃってたかも。)
それだから読んでいても意味不明な「アキンツ」の強烈な宮古弁が彼になんともいえない魅力を与えている。
哀しい本だけど、もう一回読みたくなってきました。まだまだ話足りないけど、長くなりました。今日はこの辺で。オススメです。「メタボラ」。
夕ごはん
水餃子
海ぶどう
ブロッコリ
糠漬け(ブロッコリの茎、大根、人参、キャベツ)
秋刀魚の梅干し煮
納豆
長いもすりおろし
じゃがいも、ニラ、揚げのみそ汁
なんと!「メタボラ」読み始めた日にもらったのが沖縄名産「海ぶどう」。読了記念ということで本日試食。オツな味。
2007-07-10
さがしもの
またまた、霧雨の朝。結局最高気温も15℃前後。うっかりドアを開けておいた野菜ハウスではナスの葉っぱが紫色になっていた。低温障害です。7月でも、こういう日がよくあるのがオホーツク地方。
ヒバリ兄弟も、かなり巣が手狭になっているけどまだ体を寄せ合って待機中。
出荷もボチボチ本格的になってきた。そろそろ夕ご飯は,お弁当を作って作業場で食べるようになるかもしれない。お弁当といえば、最近のオススメはこの本。「私たちのお弁当」(マガジンハウス)
雑誌クウネルの連載をまとめたもので、本屋さんで見た時には、「買わなくていいかな」と見送っていたのに、ビレッジ・バンガードで見かけたらうっかり買ってしまった。お店の雰囲気にやられた。だけどまあいいか。(今日,本やで見かけた「DUET」は、我慢できたのだし。)
内容は、読者からの「わたしのお弁当」写真の紹介。見ていると「ああ、みんなこんなもんなのね」と、ほっとできるお弁当の数々。作り手は、20代から30代くらいの男女。いわゆる「ママのお弁当」本とはちょっとちがう。「お弁当版隣の晩ご飯」?つめ方も、ごくフツウ。素材もそこら辺で手にはいりそうなものばかり。だけど美味しそうなのです。雑誌の性格上、「粗食」やら「素食」っぽいのが多いのは、ご愛嬌。定番の卵焼き、のり弁、生姜焼き、キンピラ、ミニトマト、みたいなメニューは、見ていてほのぼのする。
と、思って本棚を探したけど見当たらず。どこにしまい込んだんだろう。
花の収穫は、気温が低いので午後早くから始められた。虫も見当たらないし、花の数も少ないし、ラクはラクだけど、経営上はこれでは困ります。花を積んで作業場に戻る途中、道の真ん中にハトが出現。軽トラの前をちょっと飛んでは、2、3歩すすみ、またちょっと飛んで、を繰り返してる。「どこかケガして飛べないのかな?」と気になったが、7メートルくらい進んだところで突然飛び上がり,何事もなかったかのように電線にちょこん。
もしかしたらあのハトさんも子育て中で、巣にいるこどもを守ろうとしているのかな?
夕ごはん
白菜と豚バラの蒸し煮
ブロッコリ
煮物(きのうの残り)
糠漬け
イカの塩辛
納豆
長いもすりおろし
常備菜用に、合い挽き肉とピーマン、ニンジン、タマネギのみじん切りを炒めておく。味付けは、塩こしょうに赤ワイン、ウスターソース。これを冷凍しておくといろいろ使えて便利なのです。
2007-07-09
がんばって!
ヒバリ兄弟、ぐんぐん成長中。親鳥のような模様が出てきました。もうそろそろ旅立ちかな?
今日は午後から地区の公民館の環境整備。男性は,草刈りと木の剪定。女性は、花壇周りの草取り、と役割分担は決まっている。公民館は昔小学校だったそうで、数年前までは、その広いグラウンドで地区の運動会も開かれていた。住人の数も減り,娯楽も多様化した最近は、運動会もパークゴルフ大会に変更。それでも年々出席率が低下している様子。我が家の7月は、大忙しなので申し訳ないけどずっと欠席です。
公民館前の花壇の他に、地区の自治会女性部が町から頼まれて管理している花壇がある。そこに花を植え、草取りをするのも恒例なのだけどこれも年々気分的な負担が大きくなってきている。一昨年は、ルピナスの苗を育ててそこに植えたのだけど、昨年あたりごっそり盗まれちゃって余計女性部の面々のテンションも下がり気味。「町に『もう、できません』って言えないのー」みたいな声もあがっている。言えないんでしょう。
この花壇の横が羊の放牧地になっていて、「あ、ジンギスカンだ!喰うぞー。」というギャグ(?)を毎年言わずにいられないメンバーもいる。これを聞くと「あ〜、夏だなあ〜」と思う私。
その「ジンギスカンの素」なのだけど、ニュージーランドでは、毛を刈る手間を省くために、全身ネットをかぶせた上で、毛がぬける薬を投与するとか。そして時期が来たら、そのネットをとるとあーらフシギ、毛も一緒にとれるって。今日、誰かが教えてくれました。
素朴な毛刈りなんてやってらんないのね。本場では。「牧歌的な風景」。これも幻想。
4時頃に終了。全員で、缶ジュースと袋入りのパンを食べて休憩。我々は,花の収穫があるので、ここで失礼。しっかりお茶とパンはもらいましたけど。
花の量が増えてきた。収穫、選別を終えたら8時。それから夕ごはん。そろそろお弁当に切り替えかな〜。支度をしていたら8時半ごろ玄関のピンポンが鳴る。
地元の高校のOB会が、野球部の「北北海道大会」出場決定を受けてのカンパ集めにいらしたのです。開校以来の快挙だそうで。カンパは一口2000円から。我が家は、控えめに一口で勘弁してもらいました。
試合は15日。野球部のみんなには、全力で頑張ってもらいたい。
夕ごはん
がんもどき、大根、干し椎茸の煮物(ほうれん草も添えた)
目玉焼き(もやしとピーマンの炒め物と一緒に)
アスパラ
イカの塩辛
糠漬け(ニンジン、大根、アスパラ)
揚げ、しめじ、ニラのみそ汁
アスパラ、今日で終わりです。
2007-07-08
日曜日
出荷の日。まだ100本前後なので軽い、軽い。花の本数を確認して伝票に記入。選花場へは夫が運ぶ。そこで他の生産者の皆さんと箱詰めをするのです。うっかり傷のついた花、虫くいの花が混じっていると、チェックされてはねらてしまう。それはちょっと恥ずかしいのです。朝からどんよりとしていて雲の中いるみたい。霧雨がふっている。
花の収穫と選別以外は、特に急ぐ仕事もなくなったので、午後は買い出しに行こうと思っていた。が、なんと昼寝をして寝過ごした!目がさめたら花をとりにいく時間。2時間以上も寝てたことになるので、ちょっとショック。だけど、夢の中にある人が出てきたような気もするので、よしとする。ふたりで交通事故を目撃した夢だった気が、、、
4時くらいから収穫、選別をして7時頃終了。NHKのニュースを見ながら夕ごはんを作った。あれ?相撲始まってたんだ!朝青龍が負けたらしい。民主党の小沢さんは、選挙で負けたら政界引退とか言っている。「それは、大変!一大事!」と同情し、盛り上がる世論はあるのだろうか?
夕ごはんの後、作業着の繕いものをする。ポシェットを縫って以来の針仕事でちょっといい気分。ズボンを何本か繕うが、そのうちのひとつは、20年前に中国に旅行したとき、雲南省の田舎で作ってもらった藍染めのモンペ。作ってもらって以来、毎年夏には身につけている。木綿って丈夫だなあ。
昨日からライブ・アースという「温暖化ストップ」をテーマのコンサートが全世界で行われたそうだ。旗ふり役が、「不都合な真実」のアル・ゴアさん。映画も評判良かったみたいで何よりだけど、映画を見た人や、コンサートに感動した人たちが、「温暖化ストップ」のために、具体的にどんな「一歩」を踏み始めているのかなあとちょっと気になる。大きなお世話ですね。はい。
今日は,長い昼寝のせいか、どうもぱっとしない一日でした。あ、日曜日か。
夕ごはん
にんにくの芽のいためもの
アスパラ
糠漬け(大根、ブロッコリーの茎)
塩らっきょう
いかの塩辛
納豆
しめじとわかめのみそ汁
大切にしすぎてアスパラが固くなってきてしまった。
食卓を眺めて、緑と白ばかりだと気づく。にんにくの芽を炒めるときに、卵を混ぜればよかったなあとハンセイ。
2007-07-07
「国家の崩壊」
本日は七夕。七夕といえば「おりひめ(=ベガ)」。ベガは、全天体で5番目に明るい星だそうだ。(数週間前の「学校へ行こう」が教えてくれました。)この「5番目」というのが結構気に入っています。
本日は、何日か前に読み終えた本の話。
「国家の崩壊」(佐藤優、宮崎学著。 にんげん出版)
佐藤優は、「外務省のラスプーチン」として今やメディアで売れっ子。宮崎学は、「キツネ目の男」として一世を風靡。どちらも手強そうなおじさんたち。本書は、宮崎学が主宰する勉強会での佐藤優の講義録がもとになっているそうで、「どうしてソ連は崩壊したのか?」をテーマに、実際にゴルバチョフ、エリツインの時代の目撃者であった佐藤が自説を展開するという内容です。
佐藤優の本を初めて読んだのは、「獄中記」。自身が「ムネオ疑惑」で収監中に綴った日記録。一読して「あー、インテリってこういう人のことを指すのねー」と、感心したのです。本の読み方、物事の見方のエッセンスが凝縮されていてとても刺激的でした。それでいて、時に「浪花節」だったりして。今まで読んだことのないタイプの本でした。
さて、「国家の崩壊」ですが、ソ連の成り立ち、歴史、社会、経済、政治についてまさにてんこ盛りで、詰め込みすぎの感あり。前半部分は、「教科書」のようで事実関係が畳みこむように書かれているので、あんまり頭にはいっていきませんでした。唯一、印象に残ったのが次の一節。そしてこの一節が本書の性格をよく示しているように思った。
(ロシア人は)データというものは、嘘データを弾くことはできるけれども、。本物のデータは山ほどあるわけだから、そのうちのどこを摘むかという点で常に恣意が働くということも思い知った。それから、摘んだ本物のデータが同じでも。摘んだものの連関をつけて物語を作るのは、個々の作家の能力に依存するということもわかってきた。(pp148)
これはロシア人の歴史認識に関しての記述なのだけど、この考え方をそのまま本書にあてはめることもできるなあと思ったのです。
佐藤優が見聞きした膨大なデータを紹介しつつも、それの分析は、彼の恣意にまかされている。ゴルバチョフとエリツインの政治手法の違いなどを比較検討しながら、随所に「小泉政権」への批判が浮き上がってきている。「小泉のやり方を押し進めると『日本国家も崩壊』しちゃうかもしれない」という「物語」に導くのが本書の目的のように読めました。
で、どうして「ソ連が崩壊したか?」ですが、、、、読み方が悪いのか、「いろんな要素が絡まって崩壊した」ということしかわかりませんでした。結局歴史って、複合的ないろいろな出来事が積み重なって進んで行くものよね。
とはいえ、佐藤優が紡ぐ「ソ連崩壊の物語」は、ロシアマフィアは登場するは、複雑な民族抗争史がコンパクトに語られているは、で読み応え十分。ロシアのことや、政治に興味がある方は、是非ご一読を。
実は数週間前のgrowing reed のテーマが「ロシアは今、どうなっているんですか?」だったんだけど、イマヒトツの盛り上がりだった様子。佐藤さんをよべばよかったのに。
夕ご飯
ジンギスカン
糠漬け
「野菜がたくさんあるんだから、ジンギスカンにしよう」という夫のひと言で決定。出荷も始まったからね。
2007-07-06
ごろん、ごろん
昨夜遅くから雨。ヒバリちゃんたちはどうしてるのだろう?雨が小降りになったところで、歩いて仕事に行く。自宅からハウスまでの距離は400Mくらい。坂道をあがると倉庫と野菜のハウス。そこから町道をはさんでまた坂を降りたところにあるのが、カラーが咲いているビニールハウス。
今日は、我が家の3匹のネコたちまでついてきた。野菜ハウスを見回っていたら一匹が中でおしっこ。。。。。キャットフードで育ってる彼らのおしっこに、肥料効果はあるのか?町道は、大きなトラックが通ったり(たまに)するので、ネコたちはビビって普段は渡らないのだが、今日はついてきてしまった。。。。久しぶりの遠出で興奮してるのか、カラーの根元でごろんごろん。灌水チューブの上を猛ダッシュ。手がつけられなくなったので、キャットミントで誘導して夫が乗って来た軽トラで自宅まで強制送還。こんなことなら、歩いてこなければよかった。ハウスに戻って草取りをしていたら、夫が「ダメだぞおおお!」と声をあげている。何と一匹が単独で自宅から再びやってきて、ごろんごろん。あー。また逆戻り。
晴れてきたのでヒバリちゃんたちの様子を見に行く。2羽は、パカー、パカーと元気に口をあけてるが、他の3羽は、おとなしい。やっぱり元気のいい子にごはんもとられちゃってるのかな?
午後は、今月最後の英語教室。PO-POの色塗りも今回で一通り終了。最後に一回とおして読むのはPO-PO好きのMちゃんにリードしてもらった。ほぼ完璧で、皆から「すごーい!」と賞賛される。その後、夏休みの宿題を各自考えてもらう。Time for writing をはじめているので、それをすすめたいという子が多かった。このワークの導入の時、「カメラ」の代わりに(文の一部を隠すために)アプリコットの小さめの片面白カードを配っていたのだが、クラス全員、そのカードに勝手に「カメラ」の絵をかいている。「カメラでパチリ」が気に入ったみたい。宿題の目標にも、「カメラで上手にうつせるようにする」という子が何人かいた。なるほど。絵カードを一枚ずつ作ってもらう。まだ「合体」がよく分かっていない子にも「手箱」を何回か示すと「あー。そうか!」と目が生き生きする。私も嬉しかった。このクラスの様子を見ていると「オリジナルセンテンスが大切」というBBのセンパイ方の話がとても腑に落ちる。カードは例によって「七夕」。スペード。キューは、フレーズ。
「センセイ、七夕は8月だよ!」
「。。。。(絶句。北海道では、そうでしたっけ?そうだったかも。)」
「おりひめ」や「ひこぼし」がひっくり返ると「準備完了」ということで盛り上がった。The woman thought then bought a dressのカードを「おりひめ」にした子は、カードをひっくり返しながら「買ったドレスに着替えたの」と澄ましている。
また来月会いましょう。
帰宅してから花の選別。その最中にご近所の方が、ブロッコリー、キャベツ、白菜、ニラ、大根などをもってきてくれる。「食べきれないから、手伝ってー!」ありがとうございます。。。。すっかり甘えてしまっているので、私の野菜づくりの腕は一向に上達しませんです。
夕ごはん
がんもどきと大根おろし
アスパラ
浅漬け(白菜、きゅうり、にんじん)
塩辛(ようやく味がこなれてきた)
塩らっきょう
納豆
秋刀魚の梅干し煮
ニラと豆腐のみそ汁
浅漬けは、いただきものです。
2007-07-05
日帰り旅行
ヒバリの赤ちゃんは、人の足音に敏感に反応。口をパークパークあけてごはんをねだります。あの動きは、本能そのものなんだろう。親鳥は、一週間ほどで巣立つその日まで、大忙し。見に行きたくてウズウズなんだけど、今日はチャンスがなかった。朝は、今季初の出荷。といっても花の本数は、数十本なので準備も大したことなし。ただ、今日は、自治会女性部の日帰り旅行だったのです。目的地は阿寒湖。
自治会といっても16、7軒の小さい地区。ほぼ100%が農家なので、日帰り旅行といっても、懇親だけでなく、特に女性にとっては、「大いばりで仕事を休んでゆっくり遊べる日」としての役割が大きいと思う。(←私のような「極楽とんぼ」と違って、一家の主婦であり、母であり、農業の担い手である皆さんは、各家庭の事情にもよるが、「自治会」などの対外的な名目があった方が遊びに行きやすい様子。)
阿寒湖までは車で約一時間半の道のり。それでも農村地帯の我が家周辺とは雰囲気が随分違って、「森と湖」の世界でした。ホテルのバイキングを食べ、湖畔の散策路を歩き、足湯で一服、アイヌコタンを冷やかし、と、ひたすらゆっくりのんびり過ごした一日。
そうそう、昨日の「発見」を皆さんに報告せねば!と、朝集合してすぐに、「うちの土手にヒバリが巣を作って昨日ヒナがかえったんだよおおお!!」と有頂天で語る私。
「うちのアスパラ畑にもいたけど、ヒナはかえらなかったなー」
「うちの長いも畑にもいるよ」
「ビート(てんさい=砂糖だいこん)の畑でよく見かけるよ」
。。。。全然、珍しいことではなかったんですねー。ははは。
帰り道に寄った「道の駅」で名物の手作り豆腐を買っておみやげに。帰宅後、花の選別。
夕ごはん
冷や奴
ニラ玉
アスパラ
塩らっきょう
納豆
糠漬け(大根、にんじん)
じゃがいもとほうれん草のみそ汁
昨日、つけたばかりの糠漬けだが、「河村みちおのぬかみそ」の効果で既に食べられる。ありがたし。
2007-07-04
ついに!
今、外の風は、ひんやり。今日も暑い一日だったけど、夕方になるとすっと暑さがひくので助かる。午前中は、カボチャ16株定植。え?今頃?なのだけど、自家用だからいいんです。一昨年までは、有機栽培のカボチャを作って販売していたのだが、はっきりいって、「儲からない」ので断念。「有機」と銘打って特色を出しても、一般栽培より割高な資材や肥料分を上乗せできるほどの価格では販売できないのが実情。その上我が家の場合、機械などのリース料がかかってしまうので、利益にならないのです。そんな中、がんばっている生産者の方には頭がさがります。
みなさん、有機野菜を買いましょうねー。
カボチャの後は、ハウス一棟に「寒冷紗」という黒いネットをかける。これは、気温の上昇をおさえるため。
昼休みは、英語教室の保護者の方へのお手紙書きに終始。
午後は、夏休み前、最後の英語教室。小1小2のクラスでは、動物の鳴き声クイズのあと、BB カード。昨日思いついた「天の川ゲーム」。(単に、『おりひめ』と『彦星』を選んで、上下におく。その間に残りのカードを『天の川』に見立ててならべて、渡れたらラッキーというゲーム。)
「みんな、七夕って知ってるよねー?」と,張り切って声をかけたのに、、、
「????」の反応。
「えーっ?『おりひめ』は?『ひこぼし』は?」
「?????」「あーっ。なんか聞いたことある。。。(約一名)」
イマドキの幼稚園では、短冊にお願いごと書かないのですか?
そんなわけで「七夕」の話してたから全然時間がなくなった。「天の川ゲーム」は楽しかったけど。続いて同じマーク(ハート)で、リピートカルタ。みんな頑張って口を動かしている。ほんとうは、他のマークでやりたいゲームもあったが、時間切れ。
次の小4中心のクラスでは、最初に「夏休みの宿題」を各自で考えてもらった。私からは、CDを聞くことと、絵カードを最低一枚作ることを宿題にした。みんなが考えた宿題は、、、小4Rくん「絵カードを10枚作る」(←なんだか好きみたい。絵カード作り。)小3Nちゃん「CDを『できるだけ』聴く」(←『できるだけ』って辺りが正直。)小4Kくん「カードを立ててピラミッドを5段作る。」(←センセイから「カードを言いながら」という一文を付け加えること、と注文あり。)小4Kちゃん「一日最低一回は、ひとつのマークを見て言う練習をする。」(←コツコツ型ですねー)小4Mちゃん「毎週水曜日にCDを聴く」(←習慣を変えたくないタイプですね。)Mちゃんもうひとつ「ダイヤとハートの文字カードを読めるようにする」(←『全部のカード』とか風呂敷を広げないあたり、堅実な性格ですね。)6月から始めたばかりの小4Aちゃんは、「言えるようになったカードのコピーをつくる。」で、小1のふたりは、「わかんなーい」でした。
絵カード作文に気持ちがいってしまい、みんな「作りたい」と言い出す。それで作ることにした。そんなこんなでBBカードで遊ぶ時間がほとんどなくなる。本当は全マークを復習するつもりだったのに、、、前のクラスで好評だった「天の川」。クラブの絵16枚に字9枚を足してやってみる。キューは、フレーズ(英)で。Kくんの「おりひめ」が"ugly umbrella"で「ひこぼし」が"Eddy will send me ten red hens."「おりひめ、ugly umbrellaなのに、なんだかモテモテ(なにせひこぼしがten red hensですからー)。で、大受け。。。。それぞれの「おりひめ」「ひこぼし」に大笑いしたりしてるんで、時間がなくなるのだ。。。。ハンセイ。だけど楽しかったのよねー。定着の様子は、順調だからあまり心配しなくてもいいのでしょうか?
♪いつか、想像してた未来と今が少し違っていたーって♪という唄があるんだけど、私の英語クラスは、始まる前に描く「一時間後の未来」と、終ったときのそれは、とっても違ってしまう。
午後6時過ぎに帰宅してから、花の収穫と選別。夫が、またまたいつもと違う「オーラ」で近寄って来る。もしかしてー?もしかしてー?やっぱりー?
ヒバリちゃん誕生です。5人兄弟。
長くなったのでこの話は、また明日。
夕ごはん
豚肉とじゃがいも、にんにくの芽のオイスター炒め
アスパラ
納豆
おろし長いも
塩辛(まだしょっぱい。)
ニラと油揚げのみそ汁
ぬか床をつくる。
2007-07-03
草とりブートキャンプ
今日は、よく動いた気がする。天気もよかったし。最高気温は28℃くらい。午前中は、ハウスの周囲に除草剤をまいた。20リットルのボンベを背負って。重くて、嫌々なのだけど、今日はずいぶん軽く感じた。筋肉ついてきた?どう考えても、土にとっては悪影響の除草剤。できることならまきたくないが、最低限必要なところだけは、散布している。カラーのハウス内は、全部手で除草。自家用野菜のハウスは、ジャングル状態です。草があるのは悪いことではない。保水効果もあるし、根っこが土を柔らかくする。ただ「商品作物」としての「花」は、みかけが勝負。虫が極力寄ってこない環境を作らなければいけない。虫も寄らない花って、どうよ?というのもあるけどねー。
ヒバリ父さんは、人の気配ですぐに巣から飛び立ってしまう。午後は大豆畑とじゃがいも畑の除草。土寄せも兼ねて。土を動かすと,根っこに刺激がいくので、生育がよくなるとのこと。それにしても約45M×3M=135㎡の範囲に植えられたジャガイモ。。。。食べきれないぞー。午後3時間びっちり動いたら、結構なエクササイズをした後のような気分。心臓バクバクだった。ビール飲みたい。
夕ごはんには、久しぶりに餃子を作った。最近、ネギの代わりに玉ネギをいれるのが気に入っている。その他は、キャベツ、しょうが、にんにく、ニラ、戻した干し椎茸。全部みじん切り。隠し味にいれる味噌を、今回は忘れてしまった。サラダにはハウスでとってきた苺をいれた。
プロ野球オールスターのファン投票で、楽天勢が独占状態。組織票?どうなんだろう?ファン投票といえば、アンアン恒例「好きな男性タレント」の投票も始まっているみたいですけど、私の一票なくても上位は間違いなし。というか,私の一票に頼るほどヤワに育てた覚えはありません。参院選には、行きますけどね。。。。誰に入れたらいいのか、アンアンなら迷わないが、参院選は悩ましい。ロシア人は、全部消去法で選ぶそうだが,(どれもこれもよくないので、ギリギリ一番マシな人を選ぶとか。)うなづけます。
夕ごはん
焼き餃子
サラダ(キャベツ、ピーマン、玉ネギ、人参のせんぎり。苺。)
大豆とひじきの煮物
ほうれん草のおひたし
塩らっきょう
納豆
長いもすりおろし
高野豆腐とピーマンの脇き芽のみそ汁
サラダのドレッシングは、マスカットのビネガーとオリーブオイル、塩。
今回の餃子の焼き具合は、自分が「天才」かと思うほど上手にできた。
2007-07-02
咲くぞー!
久しぶりの晴れの日。最高気温も25℃(昨日より10℃も上。)よくあることだけど、昨日のイベントがこの天気だったらよかったのにねー。(昨日といえば、地元の高校が、夏の野球大会で支部代表に決定したそうで。前代未聞の快挙です。おめでとう!)
カラーの方もこの数日我慢していたのか、急にのびてきて花芽も多くなってきた。「咲くぞー!咲くぞー」とあちこちから声が聞こえてくる。(幻聴?)ヒバリ父さんは、相変わらずお世話しているし、よかった、よかった。(どうやら、もう一カ所巣がありそうなところがあるのだが、探索してるヒマはないのでした。)
ルッコラの種をまき、トマトとナスの脇の芽をつんだが、ナスは、どうやら間違った芽をとっちゃったかもしれない、、、、何だかバランスがへんです。
花の選別をするときに西日があたって見にくいので、ブラインドをつけようかということになって、ホームセンターへ。だけど、どれもイマヒトツ。結局選別台の向きを変えて様子をみようということになる。。。。見に行く前に、思い付きたかったねー。そのホームセンターでは、「ジャスミン(!)」の鉢を売っていた。この地方でも育てられるのかなー?
夕方、カラーの収穫。30本くらいあった。
昨日のテレビで面白かった(?)こと。夜のニュース番組でミートホープ社の偽装肉「レシピ」で作ったコロッケ(豚の心臓が混ざっている)と、牛肉だけをいれたコロッケを食べ比べて、「本物」はどっち?というのをやっていた。回答者は、桜井よし子、安藤優子、春風亭小朝。豪華メンバーです。「私たち、ふだんからホンモノ食べてますわよー。グルメですわよー。」オーラをかもしだしているトリオです。結果、3人とも撃沈。櫻井よしこは、「ワタクシ、こちら(ホンモノ)の方にお肉のお味を感じたのですけど、すこしおイモが多かったようで。。。。」と、早速の言い訳。最近、「プライドの高さと言い訳の量は、正比例する。」が持論の私にとっては、ツボにはまりましたよ、桜井さん。他にも、くず肉を粘着材みたいのでくっつけてトンカツにするとか、ある意味天才的な才覚の持ち主だったんですね。ミートホープ社長。、、、雨水で肉を解凍とか、おそろしいけど、実際に「健康被害」は、あったんだろうか?
夕ごはん
イカの刺身
アスパラ
塩らっきょう
納豆
長いもすりおろし
じゃがいも、揚げ、ニラのみそしる
2007-07-01
物の価値
お腹いっぱいです。ふー。食べ過ぎ。
今日は、町でイベントがありました。織りのサークルが出店したのでお手伝い(お賑やかし)に行った。相変わらず低温(10℃前後)で,雨まじりの一日。私たちのお店の目の前は、毎年恒例、地元の黒毛和牛一頭分のお肉を限定販売していました。開店前から行列ができて、サークルのメンバーも並んでる状態。私は、行列がなくなってから買いにいったらスライスした牛肉のパックのみが残っていました。(並んでいたらロースや、ヒレのかたまりが買えた模様。)
とにかく寒くて寒くて人の出が悪い。生ビールなんかの出店は、何も売れなかったのでは?私たちのお店では,在庫で数年間残っていた商品を、プライスダウンして並べたところ、例年よりお買い上げが多かった様子。だけどねー。布切って。機に糸たてて、織って、縫った鍋敷きが、300円?っていうのもどうかと、フクザツな気分。セミプロ級の腕前のメンバーが2年前に作った裂き織り布で作ったベスト、元値は一万円だったのが、やはり「いいお値段」だった様子で、今年五千円の値に落としたら、売れてました。元値一万円だって、いろいろ考えたら安すぎる。5万円でも持ってくところに持ってったら売れるだろう。(生ビールと焼き鳥の出店の横で、一万円の品は、どうか?)
物の「価値」は、かなりの度合いで「イメージ」に支配されているのが実情。
物づくりは、楽しいけど、お金に換えるのは、ムズカシイ。どんなに思い入れをこめて作った映画でも、意外に、ヒットしなかったりするもんねー。大した内容でなくても、関係者が、あちこちのメディアに露出して宣伝してたら大ヒットとか。とにかく、「陰日向に咲く」は、バンバン「主演男優」に宣伝してもらいたい。
というわけで、スライスした黒毛和牛で今晩は、すきやきでした。
私が作ったポシェット、無事に「お嫁いり」しました。1500円。高いのか?安いのか?お買い上げ、ありがとうございます。
夕ごはん
すき焼き
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