1960年代に発生した「伊勢湾台風」で日本の農家が大打撃を受けたときに、アイオワから「豚作戦」と称して、山梨に豚とトウモロコシがセットで贈られた。これをきっかけに、日本の養豚で、残飯ではなく、トウモロコシ飼料が爆発的に広まって行ったとか、、、、それが,日本が飼料をアメリカに依存するようになった一因だと番組では伝えている。
実は、このエピソードを、「美談」としてアイオワ在住の知り合い(アメリカ人)が、絵本に書いていた。それで、二重にびっくり。絵本の内容は、「困った時にはお互い様」というトーンだったし、本の作者は、恐らくアメリカ政府の目論見については気づいていなかったと思う。
光の当て方で、物事の見え方って随分違ってくるなあと思いました。
ある方に、「お花を育てるのではなく、トウモロコシを育ててはどうか?」と言われたこともありますが、笑い話でなくなるかもしれませんね。
学校給食にパンを導入することで、日本人のし好をパン食に変化させていったとか、いわゆる「キッチンカー」で、油を使う揚げ物(サラダオイルの原料は、アメリカ産大豆)を日本に広めていったとか、彼らの主食である小麦にはGM作物はとりいれられていないとか、の関連するオハナシは、この本でも読みました。
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明日は、ちょっと更新おやすみになると思います。いつも駄文を読んでくださって、ありがとうございます。
夕ごはん
イカと小松菜の塩いため
ゴボウとひき肉の煮物
カボチャ
おろししらす
納豆
イカの塩辛
ニンジンの漬け物
チーズあげ
ジャガイモと大根葉のみそしる
。。。残り物を整理してたら、、なんだかいつもより豪華じゃなーい?
NHKスペシャル、ビデオにとりました。後半をちょっとみたけど、アメリカの戦略を知識でしっていても、あの、映像、当事者へのインタビュー、特に、上院議員に電話でプッシュするあの強さに、圧倒されました。同じことが、綿花でもおこなわれています。ああ、ちゃんと、初めからみなきゃね。第二部も録画しよう。
ReplyDelete>みかん様
ReplyDelete確かに、あの「強引さ」には、圧倒されますよね。実は、この地域にも「農業経営アドバイザー」なる人物が現れて、いろいろ「指導」しているそうです。曰く「データを細かくとれ。マーケティングをしっかり!」「だそうで、この人物は「アメリカ型経営戦略」の普及を目指しているらしい。
うーん。「若干、古い!」(SoyJoyのCM調によろしく)
もう、今更アメリカ型で、通用するのか?長いスパンで見て、どうなんでしょう?持続可能性農業という視点から見ても難しいのでは?
と、私は思ったのですが。
しかも、あのトウモロコシ農家のアピール方法は、まさに「アメリカ」という土壌が育てた思考形態の上にあるものだから、それをそのまま日本の農家が真似することは、ありえないよね。
あのアピールは、それを「受け取る側」のもそれなりの文化的「お約束」があって、成り立っているんだからね。
では、どうする?というのが、なかなか難しい問題ですね。まずは、「自衛」ということで、自給率を地道にあげるべく、大豆刈り取りしています。
大豆ですから(なんつって)
おりひめ